松本清張氏の生誕100年を記念し、珠玉の短編『駅路』、フジテレビでドラマ化決定! 約30年前に書かれた向田邦子氏の手による脚本を、『北の国から』の演出で知られる杉田成道が、脚色・演出。主人公の刑事役に役所広司、事件の鍵を握るヒロインに深津絵里を迎え、来春、スペシャルドラマとして放送の見込みだ。物語は、とある男の失踪事件を巡り、捜査に乗り出した刑事と、それを取り巻くさまざまな人間模様を描いていく。
(「こちらフジテレビ」より)
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「向田邦子脚本」と知り、仕事を早く切り上げて
家路を急ぎました(笑)
映像になったのは初めてなのでしょうか。
「かつてのテレビドラマはこのようにゆったりとした中で作られていた。
昭和のにおいがする、平成のドラマとは一線を画する作品」
(演出、脚色 の杉田成道氏)
確かに、自分が10代の頃に戻ったような、
実家の茶の間でテレビを観ているような心持になりました。
定年退職した銀行員(石坂浩二)の失踪を
定年間近の刑事(役所広司)が追います。
捜査線上に浮かんだ愛人(深津絵里)。
ゴーギャンの絵。佐藤春夫の詩。
銀行員の妻や刑事の娘。登場人物の背負った
それぞれの人生が物語に奥行きを与えてゆきます。
私が特にすばらしいと感じたのは、木村多江の
独白シーンでの演技です。
焦点の合わない目。ぶるぶると震える唇。
紡がれる言葉。うっすらと浮かぶ笑み。
非常に魅了されてしまいました。
*
話は変わりますが、『ベンジャミンバトン』の原作者が
フィッツジェラルドだということを、つい最近知りました。
それだけです。すみません。
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