参加させていただいているメーリングリストへの投稿から
「新潟日報」に村上春樹さんの特集が載ったことを知り、
電話して取り寄せてみました。
「デビュー30年 村上春樹を味わう方法」と題された
紙面4分の3ほどの内容は、決して目新しいとは
思わなかったけれど、スガシカオへの短いインタヴュー
記事があって、そのタイトルが「勝手に師匠と思っている」
です。
手前味噌ですが、デビュー間もない彼のアルバムを
聴いたときに、直感的に「もしかしてこの人は春樹さんが
好きなのかも」と思ったのを覚えています。
『意味がなければスイングはない』で、春樹さんが
取り上げたときは膝を叩きました。
あと、共同通信の編集委員の方の「風の歌・
村上春樹の物語世界」という週一の連載があるのも
初めて知りました。もう37回も続いているのですね。
今回は大磯と「雨月物語」との関連を書いています。
結構コアな内容かもしれません。
本になったら面白そうです。
「大磯は特殊な町だからすきなんです」って>在住のかた
個人的に反応してしまったのは、船橋の家が
借家ではなく、建てたものだったということ。
『村上朝日堂の逆襲』に船橋の描写がでてきますが、
持ち家というイメージはなかったので。
確か『逆襲』には銀行に関するエッセイもあったけど、
住宅ローンの申込みに行って不愉快だったのか。
ちなみに4年ほど不動産仲介業を続けておりますが、
ハルキスト、あるいはスガマニアなお客様とはいまだに
出会っていません。
家を買いに来たのに「井戸がどうした」とか「羊がこーした」とか
話されても、お客さんは困っちゃいますね、たぶん。