『作家の仕事場』と『Arne(アルネ)』 | 「不定点観測」 - 不動産売買仲介営業のブログ

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千葉県柏市在住、埼玉県越谷市勤務。56歳の営業マンが、日常や業務について綴ります。

【株式会社北辰商事】
埼玉県越谷市新越谷2-12-9 ポルトゥーナE号室
TEL.048-993-4781

著者: 篠山 紀信
『定本 作家の仕事場―昭和から平成へ読み継がれる日本の作家一三五人の肖像』

「モトクラシ大調査」
、今週のアンケートのひとつは「本棚」について。

我が家に本棚は3つ。2つは20年ほど前、私が大学生の頃に
買ったスチール製で7段のもの。生協で安く買った。

もうひとつは結婚後、溢れる書籍に呆れて女房が買ってくれた
曇りガラスの扉付き。こちらの本棚に「春樹本」と「龍本」を
まとめて収納している。
一番下を『中上健次全集』が占領して、残り5段を両村上関連の
書籍が埋めている。
昨年の引越しの際に書籍はかなり処分したが、最近再び
増殖を始めていて、女房の視線が痛い。

*

「あなたの本棚見せてください」的な本はいくつかあるけれど、
私はこの篠山紀信の作品を眺めるのが好きだ。
1996年初版。1885年生まれの野上彌生子から1968年生まれの
柳美里まで、135名の作家が生年月日順に登場する。
春樹さんは後ろから数えて15番目。
因みに龍さんは11番目。

一人当たり2枚の写真(横顔と仕事場での様子)と、
紹介文で構成されている。春樹さんのことを書いているのは
糸井重里さんだ。
撮影は1980年代が多いようだ。当たり前だが、皆さん、若い。
春樹さんも今より肌がつるりとして、髪が長い。

手書きで原稿を書いている写真が圧倒的に多いが、
キーボードを使っている作家もちらほら。
でも春樹さんの場合は洒落たカフェのような店に座っている。
テーブルには細長いグラスに注がれたビールだけ。
書いている姿は見せたくないというこだわりか。
自宅にはまだキッチンテーブルしかなかったのか(笑)

店内は陽当たりがとても良くて、グラスの中で金色の泡が
きらきらと輝いている。短篇「雨やどり」に出てくるのはこんな
感じの店だったように思う。
「カル・デ・サッテ」にて、とキャプションが付いているが、
いま検索しても見当たらなかった。

Arne_10

それからこれはご存知の方も多いと思うけれど、大橋歩さんが
企画編集写真取材している雑誌、『Arne(アルネ)』 の10号で、
現在の村上宅が紹介されている。本棚や仕事場の様子をちょっと
窺うことができる。
造り付けの書棚に整然と並んだ書籍。羨ましい。背表紙に
アーヴィングやヴォネガットやオブライエンの名前を見て取れる。
LPレコードがぎっしりと詰まったキャビネットも壮観だ。

周知のことですが、確かに春樹さんはMAC派でした。