昭和50年以降に幼少時代を千葉県で過ごした者にとって、
缶コーヒーといえば利根コカコーラボトリングが販売する
「マックスコーヒー」だった。黄とこげ茶の「うねうね」
としたデザインと、あとを引く甘ったるさ。この逸品が
千葉・茨城・栃木での限定販売だと知ったのは中学3年の
修学旅行のときだったろうか。
やがてこのコーヒーは東京みやげとして重宝され、
箱買いする若者もいると聞く。今はどうか知らぬが、
私が20代のころは、房総サーファーの必須アイテムだった。
現在は「うねうね」が消えたうえに、「ジョージア」の
冠がついてしまってちょっと不満だ。でも数多の
製品が生まれてはたちどころに消えてゆく缶コーヒー界に
おいてはかなりの健闘だと思う。
ついでに清涼飲料に目を移せば、サスケ、メローイエロー、
マウンテンデュー、プラッシー、こつぶなんてものも
あったっけ。
今日、実家に戻って徒歩で外出したときに、久しぶりに
件のコーヒーを飲んだ。冷蔵庫に閉じ込められたような
冷気のなかで、練乳と砂糖の甘さがじんわりと胃に染みた。