
3月31日のこと。スガシカオの「マイラジ」が終わった。毎週ではないが
木曜日の夜、同い年のミュージシャンの発言に肯いたり膝を打ったり
首をかしげたり溜め息をついたりした。運転をしながら聴くことが
多かったと思う。
最後の話は「木曜日、見舞いにいく」という楽曲についてのエピソードだった。
父親を見舞った体験をベースにして作ったこの歌は、今でも自分にはとても
生々しすぎるのだ、と彼は言った。
あなたがもう言葉にしなくても ぼくにはわかるから・・・
続いてゆく全てのことが 永遠じゃないこと
ここが好きで、よく聴いた。でも「あなた」が父親だとは知らなかった。
改めて歌詞を通して読んでみれば、なるほどと思う。
この歌を初めて聴いたとき、私は村上春樹の「めくらやなぎと眠る女」
という短篇を思い出した。5月、薬品のにおい、死の予感という共通項
だけで安易に結び付いてしまったのだが、それ以来この曲を聴くたびに
小説のなかで女の子が描いた「大きなめくらやなぎの絵」を思い浮かべる
ことになってしまった。
話の流れで書いてしまうと、スガの「グッドバイ」という曲は、私にとって
大切な人物の死と強烈に結び付いていて今でも胸が締めつけられる。
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来週のフジテレビ「僕らの音楽」のゲストは YUIという女性(スミマセン、
よく存じ上げないのです)なのだが、彼女が「一番会いたいミュージシャン」、
スガシカオとの対談があるようです。
ちなみに今週は松田聖子と松任谷正隆だった。「制服」という曲を
十数年ぶりに聴いたが、やはり名曲だと思った。