〓筑波書房 書評情報〓(日本農業新聞 2023年4月9日号 書評欄に載りました)『都市農業の変化と援農ボランティアの役割 支え手から担い手へ』後藤光蔵・小口広太・北沢俊春・田中誠著 税込価格 2,420円+税→(https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784811906317)
【書評内容】
 東京都農業会議は1986年ごろに、東京農業の将来像について研究を行うため、集まりを設けた。これを基に、89年に研究会を組織化して「アグリタウン研究会」と名付け、主に都市農業の在り方をテーマに研究を進めた。都農林水産振興財団は同研究会に、都の援農ボランティア活動の事態調査を委託。研究チームは2019年度と20年度に、調査を行い、結果を基に報告書を作成した。
 本書はその報告を基にしている。多様化した援農ボランティア活動の内容と特徴を整理。同活動が東京農業の振興で果たしてきた役割や、転換期を抑えている都市農業で今後果たすことができる役割は何かを提示する。