〓筑波書房 書評情報〓(農業共済新聞 2022年12月7日号 自著を語るに載りました。)『環境変化に対応する農業市場と展望』野見山 敏雄・安藤 光義 編 税込価格 3,080円+税→(https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784811906379)
【書評内容】(評:野見山 敏雄)
 本書は日本農業市場学会30周年を記念して出版された『講座 これからの食料・農業市場学』(全5巻)のうちの第5巻です。
 現在わが国の農業市場は、外部環境、内部環境の劇的な変化に立ち向かわざるを得ない厳しい局面を迎えています。外部環境の変化として人口減少と高齢化による需要減少、気候変動による気象災害の激烈化による供給量の変動。世界的には人口増加と民俗や国家間の対立による食糧やエネルギー市場の不安定化などです。
 また、内部環境の変化として人手不足が生産、加工、流通の過程で深刻化し、その解決のために外国人労働力の受け入れ、人工知能(AI)やITの利用による合理化(スマート農業)などが進行している。
 本書では、これら外部環境や内部環境にしたたかに立ち向かう農業市場の諸形態を分析し、今後の方向性を探ることを目的としています。前半が現状分析、後半が展望篇となっています。多くの方によんでいただkれバ幸いです。