前回(54話)、熊本地震クラスを想定した仕様に従い、地震に強い家を提案しました。
しかし、地震後の被災状況の報道は、被災者と被災地自治体職員の負担が大きいことを伝えるだけで、こうした状況の解決策を視聴者に提示しません。
これでは、地震に強い家を建てても、安心して生活できません。
そこで、地震後の支援策について、世界の先進事例を調べ、事態を改善するヒントを紹介します。(多くの国の先進事例の中で、イタリア、台湾の事例を掲載)
******** ChatGPTとGoogle AI の説明************
*世界の先進的な災害対応事例
~イタリア・台湾に学ぶ「先進的な災害対応」~
① イタリア
「被災自治体だけに任せない」国家レベルの災害対応
・制度名
イタリア国家市民保護制度(National Civil Protection Service)
・根拠法
* 1970年「市民保護法」
* 2018年「市民保護法典(Civil Protection Code)」
・実施主体
* イタリア政府 市民保護局
* 州政府
* 県
* 市町村
* 全国登録ボランティア組織
* 消防・軍・医療機関
つまり、被災地の市役所だけではなく、国全体が一つの組織として対応します。
・災害発生時の流れ
① 市長が最初に対応
↓
② 市だけでは対応できない場合
↓
州・国が直ちに支援開始
↓
全国の専門ボランティアや近隣自治体が派遣される
↓
被災自治体だけに負担を集中させない
このため、
「被災した職員だけが昼夜働き続ける」
という日本で問題になる状況を制度的に防でいます。
・全国約5,000団体の専門ボランティア
イタリアでは、災害ボランティアは登録制です。
・平常時から
* 医師
* 看護師
* 電気工事士
* 配管工
* 重機オペレーター
* 調理師
* 通信技術者
などが訓練されています。
・全国で約5,000団体が登録されています。
・法律で仕事も給与も守られる
災害派遣中は
* 会社を休んでも解雇されない
* 給与は維持
* 社会保険も継続
* 企業には国が補償
という制度があります。
これにより、
「仕事があるから行けない」
という人が少なくなります。
・避難所
イタリアでは、避難所を「命を守るだけの場所」ではなく
「生活できる場所」として整備します。
- ChatGPT作成イメージ画像 -
・重視されるもの
* ベッド
* 温かい食事
* 清潔なトイレ
* シャワー
* 医療
日本で近年提唱される「TKB(トイレ・キッチン・ベッド)」の考え方は、こうした海外事例も参考にしています。
・参考サイト
* イタリア市民保護局(Civil Protection Code)
* イタリア市民保護ボランティア制度
② 台湾
「避難生活の質」を最優先する災害対応
・台湾では
1999年の921大地震以降、
「避難生活による健康悪化を防ぐ」ことを重要視しています。
・実施主体
避難所は
* 地方自治体
* 消防
* 中央災害対策機関
が設置します。
・その後、
宗教・民間団体が迅速に支援へ入ります。
・代表例が
慈済基金会(Tzu Chi Foundation)
です。
・慈済基金会とは
仏教系の国際慈善団体
・設立:1966年
・活動国:世界約48か国
・災害支援:世界各地
台湾最大級の災害支援団体として知られています。
・2024年 花蓮地震
2024年4月3日の花蓮地震では、
花蓮県政府が開設した避難所へ
慈済基金会が直ちに支援に入りました。
*提供された設備
- ChatGPT作成イメージ画像 -
① プライバシーテント
体育館の中に
家族ごとの個室空間を設置。
・特徴
* 約2分で組立
* 天井付き
* ファスナー付き
* 着替え可能
* 授乳可能
睡眠しやすい
・2018年花蓮地震の経験から開発され、2019年に完成、2020年以降は慈済の災害備蓄品として全国で活用されています。
② 折りたたみベッド
床で寝ることを避け、
高齢者の
* エコノミークラス症候群
* 腰痛
* 低体温
などの予防を図っています。
③ 温かい食事
慈済ボランティアが、炊き出しを実施し、
避難者だけでなく、消防・救助隊にも提供しました。
④ 心理ケア
被災者への
* 傾聴
* 心理支援
* 高齢者支援
も同時に実施しました。
*中長期支援
応急避難後は
* 応急修理
* 仮設住宅への移転
* 家賃支援
* 生活再建支援
などを行政と慈済基金会が連携して進めています。
・参考サイト
* 慈済基金会「プライバシーテント」紹介
* 慈済基金会 花蓮地震復興支援
* 台湾赤十字 花蓮復興事業
*世界の先進的な災害対応は「大失敗」から生まれた
- 台湾とイタリアの防災制度は、長年かけて少しずつ整備されたものではありません。
・どちらも、国家が揺らぐほどの大災害で救援体制の欠陥が明らかになり、
国民の強い批判を受けて短期間で制度改革が進められたという共通点があります。
① 台湾
1999年「921大地震」が現在の防災制度の原点
*災害概要
* 発生日:1999年9月21日
* マグニチュード7.6
* 死者 約2,400人
* 負傷者 約1万人
* 全半壊 約10万棟
台湾最大級の震災でした。
*当時の課題
震災直後、
* 行政機関の連携不足
* 指揮命令系統の混乱
* 軍や消防の情報共有不足
* 避難所の生活環境の悪さ
が社会問題となり、政府の初動対応には厳しい批判が集まりました。
*制度改革
震災を受けて政府は防災制度を全面的に見直し、
2000年に災害防救法を制定しました。
これにより
* 中央災害対策センター
* 地方自治体
* 消防
* 軍
* 民間団体
が共通の指揮体制で活動できる制度が整備されました。
*民間団体も大きく進化
・慈済基金会は921地震で数万人規模の支援活動を実施しました。
さらに2018年花蓮地震などの経験から、
現在の
* 個室型パーティション
* 折りたたみベッド
* プライバシーテント
を開発し、
2024年花蓮地震では発災当日に避難所へ設置しました。
つまり、
921地震が制度改革の原点となり、その後20年以上かけて避難所環境が進化したという流れです。
② イタリア
1980年イルピニア地震が国家防災改革の出発点
・災害概要
1980年11月23日
* M6.9
* 死者 約2,900人
* 負傷者 約8,800人
* 約28万人が住居を失いました。
・当時の課題
発災後、
* 国の救助隊到着の遅れ
* 指揮命令系統の混乱
* 中央政府と地方自治体の連携不足
が全国的な問題となりました。
・当時の大統領サンドロ・ペルティーニは被災地を視察後、テレビ演説で政府対応を厳しく批判し、行政改革の必要性を訴えました。
・制度改革
この震災を契機に、
・1982年、
イタリア国家市民保護局が創設されました。
さらに
・1992年には市民保護法が制定され、
・現在の
* 国
* 州
* 市町村
* 消防
* 軍
* 専門ボランティア
が一体となる全国的な災害対応体制が確立されました。
・2018年には新しい**市民保護法典(Civil Protection Code)**として制度が再整理されています。
・現在の特徴
現在のイタリアでは、
・災害発生直後から
* 全国登録ボランティア
* 近隣自治体
* 医療チーム
* 軍
* 消防
が被災地へ集結します。
・避難所では
* ベッド
* 清潔なトイレ
* 温かい食事
* 医療
など、人間らしい生活環境を早期に整えることを重視しています。
*両国に共通する教訓
・台湾とイタリアは、甚大な災害で明らかになった行政の失敗を教訓に、政府・自治体・民間・ボランティアが連携する制度を法制化し、避難所の生活環境や広域支援体制を大きく改善しました。
・現在では、これらの取り組みは「災害関連死を減らすための先進事例」として国際的にも紹介され、日本の防災政策や避難所改善の議論でも参考とされています。
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以上の生成AIの説明で明らかになった、イタリアの「人間らしい生活環境を早期に整える」「被災自治体だけに任せない」国家レベルの災害対応、台湾の「政府・自治体・民間・ボランティアが連携し」「避難生活の質」を最優先する災害対応は、政府に対する、被災者、多くの国民、報道機関の厳しい批判によって実現しました。
日本の被災者、多くの国民、報道機関は、政府のこれまでの対応を厳しく批判する必要があるということです。
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今回も最後まで読んで頂き。ありがとうございます。





