津奈木町の旅【2日目】

電動アシスト自転車で巡る「海・山・廃校・アート」

 

2日目は、徒歩では少し遠い場所を中心に、電動アシスト自転車で巡る。

 

テーマは、

「不知火海と山の上のアートをつなぐ1日
 

である。

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朝 ホテル出発

朝食を終えたら、電動アシスト自転車で出発。

 

まず、1日目に巡りきれなかった彫刻を目指す。

中心部から少し離れた場所にある作品を、自転車なら効率よく巡ることができる。

 

 

津奈木中学校・橋の彫刻へ

 

まず、《ひまわり》津南橋

 

 

子どもたちの健やかな成長を願って設置された佐藤忠良の作品だ。

 

さらに、海や町をつなぐ橋へ向かい、

 

 

* 《風ん子》茜橋

 

 

* 《爽風》あけぼの橋

 

 

* 《薫風》津奈木大橋​​​​​​​

 

 

など、津奈木の「風」をテーマにした彫刻を巡る。

 

父・母・子どもたちを表すという三つの作品は、海風を感じながら見ることで、より印象深くなる。

 

七浦オレンジロードへ

 

果樹園のある山側を自転車で登る

 

ここからが2日目の本格的なサイクリング。

 

七浦オレンジロード方面へ向かい、果樹園のある山側へ。

 

 

電動アシスト自転車なら、海岸から山へ上る坂道も比較的楽に進める。

 

道を上るにつれて、景色が変わっていく。

 

下には不知火海。

 

周囲には柑橘の畑。

 

そして、海と山の間に点在する集落。

 

赤崎展望所へ

 

山側を進み、

 

赤崎展望所

 

 

ここからは、不知火海を眺める。

 

眼下に、旧赤崎小学校「海の上の小学校」が見える。

 

晴れた日には、海の向こうの島々や対岸の山並みまで視界が広がる。

 

この旅では、

 

列車の窓から海を見る。

町の中から海を見る。

山の展望所から海を見る。

 

同じ不知火海でも、見る場所によってまったく違う表情を見せる。

 

山から海へ

 

自転車で下り、旧赤崎小学校へ

 

 

山と果樹園の景色を楽しんだら、今度は海へ向かって自転車で下る。

 

目的地は、

 

「海の上の小学校」

 

旧赤崎小学校へ。

 

 

ここは単なる廃校ではない。

 

現在、アートプロジェクトによって生まれた作品を見ることができる場所でもある。

 

代表的なのが、

 

《入魂の宿》

 

 

廃校のプールをリノベーションして生まれた作品で、石牟礼道子の詩「入魂」が描く不知火海の世界を体験する空間となっている。

 

《海渡り》

も、この地域を舞台にした作品だ。

 

 

ただし《海渡り》は毎年、秋の弁天様の祭りに合わせた一定期間のみ鑑賞できる作品なので、訪問時期によって見られない場合がある。

 

津奈木の根っこを探す

 

2日間を通じて、もう一つ探してみたい作品がある。

 

《つなぎの根っこ》

 

 

淺井裕介による作品で、

 

* 津奈木駅

* 駅前町道

* 旧赤崎小学校

* 津奈木福浜展望所

* 津奈木中学校

 

の5か所に点在している。

 

総延長は約700メートル。

 

道路の白線に使われる素材によって描かれた作品を探しながら走ると、町そのものが巨大なキャンバスになっていることに気づく。

 

旧赤崎小学校から、電動アシスト自転車で「海を見下ろす場所」

つなぎオイスターバルで、津奈木の海の幸を味わう

 

 

つなぎオイスターバル

 

 

ただし、営業は期間限定のため、実際の旅行日には必ず営業状況を事前確認したい。

 

営業していれば、不知火海を眺めた後に、その海で育まれた牡蠣を味わう。

 

これは、このコースならではのランチになる。

 

午後

 

海岸沿いのアートスポットを巡る

 

昼食後は、再び電動アシスト自転車で町を巡る。

 

1日目に歩かなかった場所や、遠方の彫刻を補完していく。

 

2日間でできるだけ16体の野外彫刻を巡ることで、津奈木の町が、

 

「美術館の建物の中だけではない美術館」

 

であることを実感できる。

 

 

津奈木町役場へ

 

午後は、津奈木町役場周辺へ。

 

ここには野外彫刻が集中している。

 

《若い女》役場庁舎玄関入口​​​​​​​

 

 

《那有》役場庁舎前​​​​​​​

 

 

《はぐれっ子》役場庁舎前​​​​​​​

 

 

の3作品。

 

さらに役場の横には、現代アート作品、

 

《石霊の森》がある。

 

 

大小の石の割れ目から、人々の声が聞こえてくるという不思議な作品。

 

石牟礼道子の文学や、水俣病をめぐる地域の文化と歴史を背景にした作品でもある。

 

達仏へ

 

続いて、

 

《達仏》へ。

 

 

ウバメガシの森の生木に彫られた仏像群。

 

森の中に黄金色の仏たちが現れるこの作品は、津奈木のアート巡りの中でも、特に異世界のような雰囲気を持つ。

 

かつて33体の仏像が制作され、現在は虫害による一部撤去を経て修復計画が進められている。

 

海と山、町の彫刻を巡ってきた旅の最後に、

 

「森の中のアート」

 

を体験する。

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旅の終わり

 

津奈木駅へ戻る

 

役場周辺から、再び津奈木駅へ。

 

 

ここで電動アシスト自転車の旅を終える。

 

駅前では、1日目にも見た《千代》が静かに立っている。

 

 

最初の日には「津奈木に着いた旅人」として見た彫刻。

 

2日間、町を歩き、自転車で海と山を巡った後では、同じ彫刻も少し違って見えるかもしれない。

 

そして、肥薩おれんじ鉄道に乗車。

 

再び車窓に不知火海が広がる。

 

この旅で巡る津奈木

 

この2日間で訪れたのは、

 

🚃 鉄道

 

肥薩おれんじ鉄道・津奈木駅

 

♨ 温泉

 

つなぎ温泉ホテル四季彩

 

🎨 美術館

 

つなぎ美術館

 

🚠 山

 

モノレール・舞鶴城公園展望所

 

🗿 アート

 

町内に点在する16の野外彫刻

 

🌳 森

 

石霊の森・達仏

 

🍊 山里

 

七浦オレンジロードと果樹園

 

🌊 海

 

不知火海・赤崎展望所

 

🏫 アートのある廃校

 

旧赤崎小学校

 

そして、

 

🏡 「ここに住む」という可能性:岩城114-2

 

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津奈木は、小さな町だからこそ面白い。

 

駅から歩いて温泉へ行ける。

 

温泉から美術館へ歩ける。

 

美術館からモノレールで山へ登れる。

 

山から町と海を見下ろせる。

 

翌日は自転車で海岸を走り、

 

果樹園の山へ登り、

 

廃校を訪れ、

 

海の幸を味わい、

 

町役場の横で現代アートに出会う。

 

鉄道、徒歩、自転車、モノレール。

 

乗り物を変えるたびに、津奈木の景色が変わる。

 

そして最後に、再び列車に乗る。

 

「美術館へ行く旅」ではない。

 

「町そのものを、美術館として旅する。」

 

それが、この2日間の津奈木の旅である。

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今回も最後まで読んで頂き。ありがとうございます。