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敦賀明子のN.Y.漫遊記

NewYork在住のジャズオルガニスト敦賀明子の日記です。

スイスでの楽しい旅から帰ってきて10日。もう10月も最後の週の半ばですがみなさんお元気ですか?

 

私は・・というと、実は

スイスの帰り、JFKからUberに乗っているときに追突事故に遭って、まさかまさかの初救急車&ER(エマージェンシールーム)に行きました。

幸いな事に、渋滞からやっと脱出したタイミングだったのでそんなにスピードも出ていなかったのですが(多分時速50キロ弱)

あたしの乗っていた後部座席の真後ろにぶつかったのと、クビから腰にかけて痛かったので病院に行きました。それも大きなスーツケース二つと練習用のキーボードと一緒に。ま、救急隊員の人が運んでくれたんですけどね。病院では状況を説明するときにスーツケースを指さすとみなさん一瞬でわかってくれたので便利でしたけど。

 

救急車に乗ったときにどこの病院に行きたい?と聞かれたので、家の近くとリクエストしたら、近くのNYU病院に連れて行ってくれたのですが、さすがERだけあってホンマの緊急の人もいたようで、MRIを撮るのに何時間も待たされました。結局レントゲンを取り終わるまで6時間。(スイス時間の朝6時)最初は椅子に座っていたのですが、お尻が痛くなったのでベッドに寝かせてもらいました。おなか空いたしさすがに疲れました。体の痛みは鎮痛剤が効いてたのであんまり辛くなかったし、とにかく早く家に帰りたかったです。

 

それから10日。やっと元に戻った感が。鍼とかマッサージとか行こうかとも思ったのですが、夏に受けたアキュトニックス(ツボに音叉を当てて、音叉の振動で体の不調を治す療法)を続けていたところ日に日に調子が戻ってきました。静かに感動・・・

 

思い返すと、9月27日にドクター・ロニーが亡くなってから色々な事が立て続けに起きて、NYでの演奏も忙しかったし、ツアーもあったし、ゆっくりする時間が全くなかったなーと。コロナのロックダウンが明けてから今まで突っ走ってきたので、ちょっとペースを落とそうかと思っています。

 

とはいえ幸いな事に、当分の間日曜日はチャーチでの演奏があるので久々の固定給(笑)→家賃。

そして楽しいギグも続きますが。

その中の一つ、来週火曜日はルーさんの95歳のお誕生日セレブレーションがDizzy'sであります。ルーさんはフロリダからこのために帰ってくる事になっていて、ドナルドソン一家が全米各地からやってくる予定。そしてルーさんにゆかりのあるミュージシャンが大勢来る予定。楽しみ!

このバースデイライブ、私が言い出しっぺなので、ドラムの福さんとボーカル&ピアノのチャンピアンとルーさんの娘のキャロルさん、そしてDizzy'sのジョジーナさんと相談しながら、色々段取りをしてるところです。

 

 

ルーさんとドクターロニーのアルバム

 

 

 

 

 

 

ドクター・ロニーが天国に行ってしまったことは未だに現実感が全くなく、

ふと、ドクターに電話しよう!と思っては、あーもういないんだったわ・・と思ったり。特にうれしいことがあったときはいつも電話していたので、もう話せないんだなー、声が聞けないんだなーと思ったらいたたまれない気持ちになることもあります。

ドクターが旅立った日、ドラムのジョナサン・ブレイクから連絡があって、SNSに情報が出る前に親しかった人たちに連絡して欲しいと言われた事もあり、ルーさんを始め色々な人に連絡しました。そして日本へは福さんにお願いしました。なんだか必死で悲しむ暇もなかった。

その中のディスクジョッキーでオルガンプレイヤーの強力なサポーターであるピート・ファリコさんのドクター・ロニーの追悼ポッドキャストです。これを聞いたときに、ドクターの声を聞いて懐かしく、あーこんな感じで喋ってたんだわーと思いました。ドクターは肺の病気だったので、亡くなる前の数年間は話すのが大分ゆっくりになっていたので。

 

 

では最後にスイスの美しい景色です。



ではまた!