練習について:ジャズピアノブック&ジャズセオリーブックand more | 敦賀明子のN.Y.漫遊記

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NewYork在住のジャズオルガニスト敦賀明子の日記です。

アメリカで(いや、多分世界中で)ジャズを学ぶ人は必ず持っていると言っても過言じゃない本が2冊あります。

 

それは

 

ジャズピアノブック

ジャズセオリーブック

 

実は私、NYに来るまで全く知らなかったのですが、こっちのミュージシャンがみんな持っているのを見て購入しました。でも本腰を入れて学ぶこともなく、なんとなく気が向いた時だけパラパラ見てまた放置という事を何年もやっていました。まあぶっちゃけ、時間ができたらやりたいことの第一位でした。(この間インタビューを受けた時に、これから何をやりたい?と聞かれて、一番にジャズピアノブックとジャズセオリーブックをやり直したいと答えました)

 

それで、宣言したからには・・・とパラパラとページをめくりながらピアノでコードを弾いたのですが、目から鱗!サウンドの美しさに卒倒しそうになりました。とってもシンプルなボイシングなのになんという美しい響!NYのあちらこちでこのサウンドを聴くたびに、こんな風に弾きたいなーと思っていたサウンドでした。

改めてピアノのボイシングの奥深さにシビれましたラブ

 

これをどうオルガンに活かせるかは今の所謎ですが、美しい響きを脳に刻み込むのはどの楽器を弾くにせよ大切なことだと思うので、毎日少しずつやっていくつもりです。

 

そしてセオリーブック。

実は私、あまり理論のことを知りません。夫のジョーさんは大学で教えているだけあって、色々説明してくれるのですがいまいちピンとこず。というか、セオリーブックをやっていたら横から口出してきてうっとおしい(笑)←ごめんよーショボーン

私の場合は通常と全く逆で、聴こえて来た音で知らないものを探っていくというやり方なので、スケールのこともあまりよくわからず。でも実はかなり前から、もっと知識として知っておく方がいいと思っていたのでこのコロナ休暇を利用して勉強しようと思っているところです。(とブログに書いたからやらなあかん!)

 

 

この2冊、日本版も出ているのでぜひ!

 

 

 

 

そしてこれもおすすめです。ボストンのオルガニストのデイブ・リミナさんが書いたオルガンの教則本。オルガンの基本を学ぶにはもってこいの本ですよー

私、翻訳を担当させてもらいました。

 

 

 

私の1日は、ジミー・スミスのFブルースを弾くことから始まり、夜寝る前もオルガンに触って1日を終えるようにしているのですが(たまにできへんけどてへぺろ

これはドクター・ロニー・スミスの教え。楽器に触れて1日が始まり、楽器に触れて1日を終えることが音楽と共に生きることの基本だそう。特に朝のまだ脳が完全に起きていない状態で鍵盤のフィールを感じながら弾くのはなかなか乙なものです。ぜひお試しあれ!

 

 

他にだいたい毎日やっているのが

トランスクライブ(耳コピ)したものをテンポを変えたり、調を変えたりしながら弾く。

 

今まではギグで弾いているときにコピーしたフレーズが出てきたら第一段階突破!と思っていたのですが、最近はそういうわけにもいかないのでとにかく弾きまくる。CDに合わせて弾いたり、録音して弾いているリズムをチェックしたりしてます。

最近流行りのドラムアプリがこれ。その名もドラムジーニアス!(すごい名前やなー)

周りのミュージシャン、みんな持ってます。

iphone: https://apps.apple.com/us/app/drumgenius/id492279351

Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.maurobattisti.drumgenius&hl=en_US

 

これに合わせて弾くのもいいのですが、私個人的にリズムに関してもうちょっと突っ込んだことを考えているので、また別に書きたいと思います。

 

それと最近始めたのが・・・

ギターのグラハム・デクターがツー・ファイブ(各キーの2度と5度)のフレーズを250パターン書き出すというプロジェクトをやっていたのですが、面白そうなので私も始めました。勉強になりますよー

 

後、9月にLAでジェフ・ハミルトンとグラハム・デクターとの演奏が予定されているので、私たちのレパートリーをブラッシュアップしています。

嬉しいお知らせがあったらモチベーション上がる!ジェフさんからお知らせがあった瞬間身体中の細胞が全開するのを肌で感じました。人間、目標を持った瞬間変わるんだなーと実感。

 

 

 

コロナで世の中が変わってから、本当にやりたいことはなんなんだろう・・とずっと自問してきましたが、どんな世の中になろうが私はずっと演奏したい!

なので今のうちにじっくり学びたいと思います。いつかまたバリバリ演奏できる日が来ると信じて!

 

 

これから少しずつ毎日の練習や、ニューヨークに来てから体験したことなどを少しずつ書いていきたいと思っていますので、どうぞお付き合いくださいね。