この間のコロナ禍で、
最近話題になりませんでしたが。
近畿中央病院と市立伊丹病院を
統合再編して新病院を建設する話は、
今、どうなっているのか。
今年3月議会で設計予算が承認されたため、
4月1日に公立学校共済組合と伊丹市は
「市立伊丹病院と公立学校共済組合近畿中央病院の統合に関する基本協定書」を締結。
新病院の整備に向けて、
具体的な協議を行っている。
イメージ図
先日、担当者から進捗状況の説明があった。
①統合委員会の開催
伊丹医師会・大阪大学・近畿中央病院・
市立伊丹病院・公立学校共済組合・伊丹市の
10名で構成されている統合委員会。
第1回会議は5月25日、
第2回会議が8月21日に開催された。
11月開催予定の第3回統合委員会終了後、
12月に市議会へ報告される予定。
➁総合新病院整備工事設計委託業務
基本設計と実施設計業務は、
公募型プロポーザル方式で、
久米・浦野設計共同体(大阪市)と
金額5億4890万円(落札率92.5%)で契約。
その金額を新病院の総床面積占有割合で、
公立学校共済組合と市立伊丹病院で按分。
□久米・浦野JVを特定/統合新病院整備設計/市立伊丹病院(建設通信新聞)
③環境影響評価(環境アセスメント)
新病院は延べ面積が3万㎡を超えるため、
環境アセスメントの対象。
手続きは以下のようになる。
*環境影響評価
その事業の環境への影響を調査・予測・評価し、結果に基づき、環境の保全に配慮した事業を行なおうとする手続き。
その他
*新型インフルを想定して設計していたが、
コロナ禍を受け、導線やエレベーター、
空調など、感染症患者を受け入れても
一般診療への影響を少なくするため
感染症に対応できる設計を考えている。
*兵庫県は、同時期にできる県立西宮病院を感染症の拠点病院にする方向。
*近畿中央病院跡地に回復期の民間病院誘致については心に留めている。
*今年度中に基本設計を終わらせ、
実施設計に入る予定。
予定通り2025年度に開院、
2026年度にグランドオープンを目指す。
今後も注視していきます。