伊丹市移住促進のため
伊丹市を「伊丹さん」と擬人化して、
市の長所を3部構成でコミカルに紹介しているイメージPR動画
大変好評です。
「伊丹さん」のキャラクター、
耳に残るミュージカル風の音楽、
そのうえで、伊丹の特長を上手く盛り込んでいて、よくできています。
多くの人に伊丹を知ってもらえれば、と思います。
下の子がインフルエンザになってしまい、家で想定外の時間ができましたので、頼まれてもいないですが、ボクなりに、このPR動画の解説をしてみます。
正解かどうかは、皆さんでご判断ください。
まず、市内への移住促進を目的としているため、
動画タイトル「伊丹さんと結婚したら・・・」は、「伊丹市で生活したら」となるのでしょう。
伊丹に住んでなくても
飛行場や病院は使えるやん、
というツッコミはおいといて。
[第1部:飛行場編]
どこにだって行ける
おもいのままに
私のこころは 急上昇
大阪国際空港(伊丹空港)から「どこにだって行ける」のか、定かではありませんが。
少なくとも海外へは行けません。
お金も「自分で」払わなければならないし。
飛行機だけに「急上昇」。
まぁ、言わんとすることは理解できますね。
[第2部:病院編]
病気しても怪我しても 心配いらない
子どもも安心して 産めるのよ
もう何もこわくない
市立伊丹病院は評判も良く、分娩も再開しました。来年度は単年度黒字を目指すとのこと。
市内約25平方キロメートルには阪神北広域こども急病センターがあり、開業医もたくさんあり、遠くまで行かなくてもいいのは事実。
「何もこわくない」か、どうかは考え方次第です。
[第3部:子育て編]
きらめくセカイ
子育てに 最高の環境
純粋でいい子に育ちそう
しかも伊丹さんは 子ども好き
子育てのサポートしてくれる
たまに子どもを預けて 私は
旅に出る
関西に3つ(箕面・橿原・伊丹)しかない昆虫館は、他市の方からも評価が高い施設です。
またこども文化科学館、美術館、博物館、公民館、工芸センター、音楽ホール、演劇ホール、図書館「ことば蔵」、柿衞文庫、伊丹郷町館(旧岡田家・旧石橋家)、など文化施設も充実しています。
昆陽池公園は市民の憩いの場であると共に、都市部では珍しい野鳥のオアシス。
「純粋でいい子」が育つか否かは不明ですし、「純粋でいい子」の定義も分かりませんが。
まぁ、「育つ」ではなく「育ちそう」と断定していないところがミソでしょうか。
「子育てのサポート」というのは、一連の子ども施策をいっているのでしょう。
保育所待機児童が少ないのは事実ですし、小学生放課後の居場所「放課後児童くらぶ」も問題山積ですが、希望者は全員入所できます。
病児保育もあります。
1箇所(定員2名)ですが。
『母親愛情弁当論』が根強かった伊丹においても、今年6月から中学校給食が始まります。
センター方式ですが。
さて、ここから。
たまに子どもを預けて 私は
旅に出る
これが何を指しているのか、不明です。
伊丹市を擬人化しているのだから、預ける相手は「市」ですよね。
「市」もしくは「市内の施設」で、長期間、子どもを預けられる施設はありません。
そこで最後の部分だけは、
「伊丹さん」の話を聞いた彼女の『妄想』と理解してください。
続編を一般募集しています。興味のある方はこちらをご覧ください。
余談ですが・・・
ボクは、「男性と女性が法律婚をして、子どもが産まれる」ことを前提としているストーリー自体に違和感があります。
目的は伊丹市移住促進、すなわち「伊丹いいとこ、住んでね」というアピールです。
結婚する・しない、子どもを産む・産まない関係なく。
ただ、このような流れは、国が音頭をとり、全国的に広がっています、残念ながら。
国の都合で、自分の生き方を自己決定できない社会って、どうよ。
ハイかYESで、って断れないってコト!?
参考までに。
◆福井県、結婚キャンペーンポスター作成…機運醸成へ企業などに配布
誰もが自分らしく暮らせる街・伊丹を創るため、今後も努力していきます。