『見えない手錠』を外すまで。 | おおつる 求 ブログ

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みんなちがって、みんないい。
大津留が見た・聞いた・感じた・考えた事を、徒然なるままに。。

東京・日比谷野外音楽堂で開催された「5.23狭山事件の再審を求める市民集会~不当逮捕53年!いまこそ事実調べ・再審開始を!」に初めて参加した。

*狭山事件
 1963年5月、埼玉県狭山市で女子高校生が行方不明になり脅迫状が届く。身代金を取りに来た犯人を40名の警官が取り逃がし、高校生は遺体で発見。警察の大失敗に世論の非難が集中した。
 警察は付近の被差別部落を集中捜査し、石川一雄さん(当時24歳)を別件逮捕、一か月間、警察の拷問的な取り調べでウソの自白をさせて、犯人にでっちあげた事件。
 一審は死刑判決、二審は無期懲役判決。1977年無期懲役判決が確定。1994年に石川さんは仮出獄。最高裁に事実調べ、再審請求と証拠開示を訴えている。

【詳細は部落解放同盟兵庫県連合会のページをご参照ください】

部落解放同盟の組坂中央本部委員長が「事実調べをすれば、必ず石川さんの無実が証明される。みんなの力で『見えない手錠』を外そう」と開会挨拶。

国会議員から「狭山闘争は、すべての差別に苦しんでいる人の闘いでもある」などの挨拶がある。

石川一雄さん(再審請求人)と石川早智子(配偶者)が、揃ってアピール。

狭山弁護団の中山主任弁護人から「185点の証拠が開示され、それらをもとに新証拠182点を裁判所へ提出した。また弁護団に小林節・宇都宮健児両弁護士に加わってもらい体制強化した」と報告があった。

福島みずほに中北龍太郎、ホント最強弁護団。

今、色々な意味で話題の小林節弁護士は「私は憲法学者として『疑わしきは被告人の利益に』と教えてきた。今までの証拠だけでも石川さんは無罪だ。これは権力による人権侵害。この一人が救えなければ、憲法なんて嘘っぱちだ」と話した。

足利事件の菅家氏、布川事件の桜井氏、袴田事件の袴田巖さんのお姉さんが壇上に立ち、連帯アピール。

『石川さんは無実です』青プラカード、『狭山事件の再審開始を』赤プラカードを掲げ、意思統一。

集会終了後、都内をデモ行進。
経産省前で脱原発テント村の方々が激励してくれました。