【 長崎市:原爆犠牲者慰霊平和祈念式典 】 

 


 2024/8/10、産経新聞社説に、「<主張>イスラエル不招待 長崎市長の判断は残念だ」が掲載された。
https://www.sankei.com/article/20240810-T3CRTVW5FNMAXELEMB47Z64ABE/

 

 以下は、一部抜粋。

 


G7の大使らは鈴木史朗長崎市長宛ての連名書簡でイスラエルの招待を求めていた。不招待ではイスラエルを、ウクライナ侵略のため式典に招かれないロシアと同列に扱うことになる、という理由だ。この懸念は道理にかなっている。

 

鈴木市長は「政治的理由でなく、不測の事態発生のリスクなどを総合的に勘案した」と説明したが、説得力に欠ける。広島市の平和記念式典にはイスラエルの大使が出席した。広島は警備可能で長崎はできないとは思えない。警察と綿密に協議した上での合理的判断だったとはいえない。

 


林芳正官房長官は会見で、長崎市の式典という理由で「(不招待を)政府がコメントする立場にない」と述べた。まるでひとごとで慰霊も国益も踏まえていない。外務省は市に国際情勢を説明したというが市長の誤った判断を正せなかった。政府はもっと真剣に働くべきだ。

 


ご参考)岸田総理の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典挨拶」
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2024/0809nagasaki.html

 


<感想>
長崎市の「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」には、岸田総理も参加して挨拶もしている。
林官房長官は、長崎市の式典のため「政府がコメントする立場にない」と述べたが、国際情勢に影響を与えるような事案については、長崎市が政府と事前に擦り合わせ(&悪影響が想定される場合は政府が長崎市を説得し)た上で、対外的に政府としての見解を述べた方がベターだったと思われる。

 

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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