【 ドル買いニーズ vs ドル売り介入 】

 


 2024/6/4、日経電子版に、「ドル買いに二の足踏むFX勢 円高加速の引き金に」の記事が掲載された。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB03BNM0T00C24A6000000/

 

 以下は、一部抜粋。

 


外国為替証拠金(FX)取引を手がける個人投資家の円安・ドル高期待が影を潜めている。低金利の円を売り高金利の米ドルを買って金利差や値動きによる収益獲得をめざす動きが一服してきた。米経済指標の下振れが続き円高に振れているためで、利益確定や損失限定のために進める注文動向は、さらなる円高加速の引き金にもなり得る。

 


実際、円相場は4日夕方の欧州取引時間帯に入り、155円台後半でじりじりと円高が進んでいたが、急に154円台後半まで上げ幅を広げる場面があった。トレイダーズ証券の井口喜雄取締役は「円売り・ドル買いのポジションを積み上げていた個人投資家の円買いが急速に進んだ」と話す。円買い・ドル売りの逆指し値注文の成立も進んだもようだ。

 


店頭FX業者5社(グラフ)
これまで:SBIFXトレード、外為どっとコム、セントラル短資FX、マネーパートナーズ、マネックス証券

今回:GMOクリック証券、外為どっとコム、セントラル短資FX、マネーパートナーズ、トレイダーズ証券

 

SBIFXトレード、マネックス証券
→ GMOクリック証券、トレイダーズ証券

 


ご参考)
約9.8兆円のドル売り・円買い介入が意味すること

https://www.smd-am.co.jp/market/ichikawa/2024/06/irepo240603/

 


<感想>
当面、円ドル相場は、当局の円安加速警戒の介入と潜在的なドル買いニーズとの攻防が続くものと思われる。

 

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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