【 ILLITに見る世界戦略 】

 


 先日、Amazon Music(のHot Singles Japanの7曲目)で、たまたま聞いた「Magnetic」が頭から離れず、YouTubeで様々なバージョンを確認してみた。

 

 以下は、添付Webサイトからの一部抜粋。(その1)

 


ルセラとNewJeansの記録を塗りかえた、ILLITのデビュー曲「Magnetic」の凄さ
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/50e9e1588799c9281df80db3b0159d5a17a1566d

 


ILLITは韓国人3人、日本人2人の5人組で、3月25日に「SUPER REAL ME」というミニアルバムをリリースしてデビューしたばかりのガールズグループ

 

そのタイトル曲である「Magnetic」は、リリース初週に韓国のチャートで1位になっただけでなく、日本の様々なチャートにもいきなりトップ10入り

 

さらには、米ビルボードの最新グローバルチャートにもいきなり63位でランクインを果たし、K-POPのガールズグループのデビュー曲として様々な新記録を樹立

 

K-POPのガールズグループと言えば、ILLITの先輩グループにあたるLE SSERAFIMやNewJeansが世界的な活躍を見せていますが、今回ILLITはその偉大な先輩グループの記録も次々に塗り替えている

 

ILLITのデビューまでの軌跡をさかのぼってみると、これまでのHYBEの成功パターンに加えて、今回明確に新しいアプローチが強化されていることが見えてきますので、ご紹介したい

 


基本的なK-POPの成功の方程式は踏襲

 

まず、今回の「ILLIT」においても、当然ながら従来のHYBEやK-POPの他のグループの成功の要素となってきた取り組みはしっかりと実施

 

■オーディション番組からのファン巻き込み
■複数のSNSアカウントでデビュー前から情報発信
■Weverseでより深いファンコミュニティ形成
■HYBEのYouTubeからの楽曲配信

 

そもそも、「ILLIT」は、「R U Next?」という次世代グローバルガールズグループの最終メンバーを決めるオーディション番組の合格者から作られたグループ

 

日本ではアベマで配信されており、番組の冒頭で明確に「LE SSERAFIM」と「NewJeans」に続く次世代のガールズグループを生み出すことが、HYBE代表のパン・シヒョクさんにより宣言

 

昨年9月にオーディションの結果が出て、グループの結成が決まってからすぐにSNSのアカウントを各プラットフォームに同時に作成

 


デビューの半年前から積極的なファンとのコミュニケーションを開始

 

また、HYBEは自ら「Weverse」というアーティストのファンコミュニティプラットフォームを運営しており、「ILLIT」に関しても、SNSアカウント開設と同時にコミュニティもオープン


デビュー前からファンコミュニティの形成に注力されている

 

さらに、HYBEでは基本的にBTSのような既存の多数のファンがいる人気アーティストも、新人グループもHYBEのYouTubeアカウントに楽曲が掲載

そのチャンネル登録者数はなんと7440万人

 

今回の「ILLIT」のデビューが、「LE SSERAFIM」や「NewJeans」の記録も上回る結果になったのには、明らかにもう一つ大きな要素

 

それは「ショート動画とダンスチャレンジ」

 


ご参考1)ILLIT(アイリット)韓国の人気音楽番組で1位を獲得し、喜びの涙!米ビルボードチャートも席巻
https://news.yahoo.co.jp/articles/218af7142805bcb5c9cc87a2e9fb2417186d14b3


ご参考2)【ILLIT(アイリット)】メンバー5名のプロフィール紹介 『R U Next?(アーユーネクスト/アユネク)』から誕生
https://times.abema.tv/articles/-/10093743


ご参考3)[NOTICE] ILLITコミュニティオープンのお知らせ
https://m.weverse.io/illit/notice/15109?hl=ja


ご参考4)宮脇咲良と「ル セラフィム」の鮮烈デビューに学ぶ、世界的ヒットのつくりかた
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/02ef9496a2d729bfe5608b65623e055206cc3d91

 


<感想>
初めからグローバル・ベースでの展開を念頭においたILLITのデビュー。ILLITに見るマーケティング戦略の内、可能と思われる部分については、是非とも真似してみたい。

 

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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