【 中野信子:受験はゲーム 】

 

 

 2024/5/11の「NOEVIR Color of Life - 唐橋ユミ - Tokyo FM」(ゲスト:脳科学者・中野信子さん)をradikoで聞いた。
https://www.tfm.co.jp/color/

 

 以下は東大受験に関する部分の概要。

 

1.受験はゲーム(6分過ぎ)
攻略本を活用して、一定程度のハイスコアを取ればクリアできるゲーム

 


2.親のためではなく自分のため(8分過ぎ)
(1) 自分のために(クリアするためのやり方を選んで)効率良く勉強する

(2) 親や教師に見せるために勉強する
 →苦行しても点は上がらない

 

ご参考)「努力できない脳」 でも東大に合格できる?脳科学者・中野信子さんインタビュー
https://note.com/mitanorifusa/n/nbfbcfae9a1d1

 


私の東大受験突破法

 私自身についていえば、明らかに「努力できない人」のタイプです。そんな私も、かつて東大の受験には合格しました。

 

 どういう方法によって合格したかといえば、まずはゲーム感覚で、自分を飽きさせないように受験勉強を進めていたということがひとつ。大学受験って考えようによっては、全国の高校生で競い合うゲームみたいではないですか。

 

 模試などを受けると、全国の総合順位や科目別順位が発表されて、主催側が自分の得意・不得意や足りないものまで分析してくれますよね。参考書などのいわば攻略本のようなものも豊富で、それに沿ってゲームを進めれば着実にステージが上がっていく。

 

 壮大なゲームに延々と取り組んでいるような気分になれれば、最初はしんどいかもしれませんが、やがて受験勉強自体が楽しみになっていきます。私は自分で自分をそういうモードに自然と調整していたのでした。

 

 さらに、自分なりの戦略もかなり練り込みました。努力できないタイプの自分としては、いかに努力しなくて済ませられるかが勝負。その方策を考え抜いたのです。

 

 そのためには基本方針をしっかりと決めました。受験は、合格ラインギリギリの点数で受かったとしてもトップで受かっても、合格は合格であってそこに差はつきません。ということは、最小限の努力で最大限の結果を得るには、合格ギリギリのラインを確実にクリアすることを目指せばいい。

 

 そこで、全体で何点取れば滑りこめるかをまずは徹底してリサーチしました。そのうえで、自分の現時点での学力ですでにとれそうな点数はどれくらいかも計算し、ギャップを正確に算出。足りない点数をどこで補うかを見定めて、その科目・範囲を徹底して補強していきました。

 

 無駄なことはやりません。時間もあまりありませんし、コツコツ努力することができないのだから、集中してなんとか乗り切るよりほかありませんからね。

 


<感想>
ゲーム感覚の合格ギリギリを目指すテクニックが通用するのは、合格者が一定程度の多数の場合のみで、B to Bのビジネスの世界では、基本的にはwinner-takes-allのため、テクニックで勝者になれるほど甘くはない。

 

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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