【 加計学園問題の本質 】


 2017/6/15の高橋洋一氏の「ザ・ボイス そこまで言うか!」の「文科省 加計学園を巡る文書の再調査結果を公表」及びDIAMOND on line『加計学園の認可は「総理の意向」の前に勝負がついていた』で、加計学園問題を解説していた。

  http://www.1242.com/program/voice/
  http://diamond.jp/articles/-/131841

 以下は、DIAMOND on line の記事からの一部抜粋。

『 許認可というのは、自由が原則であるのに、一定の条件を課して許認可をかけるわけだ。それなのに、前川氏は、「条件に合致しているかを判断すべき内閣府は十分な根拠のある形でその判断をしていないと、他人事のように記者会見でしゃべってしまった。」と書いた。つまり、文科省にデータを出す責任があったのに、文科省が出せなかったのが問題なのだ。


(1)2015年6月8日国家戦略特区ワーキンググループ議事録 

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/hearing_s/150608_gijiyoushi_02.pdf

(2)2015年6月29日閣議決定(文科省部分)

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu22/siryo/__icsFiles/afieldfile/2015/09/02/1361479_14.pdf

(3)2016年9月16日国家戦略特区ワーキンググループ議事録

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/h28/shouchou/160916_gijiyoushi_2.pdf

 これらを読めば、内閣府・特区有識者委員vs.文科省による規制緩和議論は、前者の規制緩和推進派の完勝であることが分かる。(疑ってかかる前に、ぜひこれらの議事録を読んでほしい)。


 加計学園問題は、野党もマスコミに乗じて国会で追及しているが、野党へこの話を持ち込んだのは、自民党内の反安倍勢力ということも、筆者はある野党政治家から聞いたことがある。政治家の間では、こうした倒閣活動は日常茶飯事であるから、仕方ないだろう。

 しかし、マスコミは(1)と(3)の「公文書」さえ報じないで、一方で「メモ」程度の文科省「文書」の調査をいうのは、バランスに欠けている。 』


<感想>
 高橋洋一氏が指摘するように、野党とマスコミは、もっと本質的な議論をすべきであるように思われる。


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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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