受益者不存在の法人課税信託を活用した後決め「有償ストックオプション

 

Klab(3656)が、2016年3月に受益者不存在の法人課税信託を活用した有償ストックオプションを発行した。(出所:https://www.facebook.com/tetsuya.sanada?fref=nf&pnref=story 2016年3月7日」)

 

あれっ、割当者が決まってないストックオプション?そんなのあるんだ?

 

有償、無償を問わず、通常、ストックオプション(新株予約権=WT(Warrant))は、発行した時点で、①WTの割当者と②WTの割当個数を決めるもの。

 

本件は、発行時は信託銀行に割り当て、予め策定された社内のマニュアルに沿って、将来の稼ぎ等に応じた獲得ポイントに従って、①割当者と②割当個数を、後から公平に決定することが可能なスキームになっている。

 

現在では、当初、信託銀行に割り当てるのではなく、民事信託を活用して顧問税理士等に無報酬で割り当てる方式が主流になりつつあるようだ。

 

私もこのような新しい枠組みに挑戦してゆきたい。