昨日は田澤委員も一緒に視察。
網走から小清水に向かう途中、海沿いを走るので
岸にとどまっている流氷を眺めることが出来ました。




駅にはこんな素敵な展望台があり
田澤さんとオホーツクの魅力を肌で感じました。

小清水中学校の校長室で説明を受けました。




小清水には小学校も中学校も一つしかありません。
町の子どもたちを預かる学校の役目は大変大きいと思いますが
長野校長と渡辺教育長の話では
小清水中学校3年生の学力テストの結果は
全てで平均正答率が全国平均を上回り平均では全国5位の上、
国語では全国トップの秋田とほぼ並びました。

新聞記事でも報じられていましたが
この学年が小学校6年生の時のテストの結果は
なんと全国最下位の沖縄県より下だったそうです。

きめ細かい習熟度別の授業。
少人数なので生徒たちはわからないことを直ぐに聞いていて
どんどん力がついてくるのが「やる気」オーラでわかります。



社会の授業は印象に残りました。




教科書の説明+羊の肉はなぜ匂うのか?雑学満載で
すっと頭に入ってくるのです。
難しい言葉が一つもなかったので本当にわかりやすく
大人の私でも面白く為になりました。


体育の授業はバドミントンのトーナメントでした





空いているコートは負けた生徒が自主練習。

「何もしない時間を作らないように」
先生が大切にしていることだと伺いました。

二クラス行動授業でしたが短い言葉を穏やかに伝えるだけで
生徒が自然に動いていました。

落ち着いて楽しそうに真剣に動く子どもたちと
その様子を優しい笑顔で見つめる先生の姿が
心に残りました。

小清水では今年度、すごい取り組みをしていました。

小学校6年生が
中学校に上がった時に混乱しないように
年に数回、中学校で授業を受けていたのです。

そして来年度は年に40回も
6年生がこの中学校に通うそうです。

しかも中学生と同じ50分授業。

周囲へ理解を得るためには相当大変なこともあったそうですが
この取り組みがうまくいけば一つの小中一貫のモデルになり
離れている小学校と中学校でも連携が出来ることが証明できるのではと
渡辺教育長の力強い言葉が心に残りました。