新宿SACT! pre.「まほろば新宿、光る風。」に、
furani さんが出演されましたので、現地におじゃまして来ました。
Live act.
◇ あべさとえさん (ピアノ弾き語り)
コーラスでは昨年12月の王子・ソロステージでは昨年3月の南青山以来になります。
♪ ひまわり ♪ この道 ♪ 蛍 ♪ 記念日 など5曲。
久しぶりという「ひまわり」から始まり、明るく軽快なMCでイベントのスタートを飾る。
時節がら、平和や命を歌った作品が、とりわけ耳を傾けさせ沁みて来ます。
◇ 笹生実久さん (ギター弾き語り)
初めて聴かせてもらった方で、ギターはアルペジオもアップも有る座り弾きスタイル。
♪ ひみつの花園 ♪ Don't worry, Be happy ♪ 水の中 など5曲。
提供を受けた作品やオリジナルの弾き語りに City Pop のカバーをハンドマイクで歌ったり、
素直な歌声が素敵に響く楽曲のバリエーションの有る方でしたよ。
◇ シミズリエさん (ピアノ弾き語り)
aro さんが体調を崩されて、今回はピンチヒッターで急遽の出演。
今年3月の、こちらでのシミズさん企画以来になります。
♪ 晩夏のワルツ ♪ 8月の幻 ♪ この夏を忘れない など6曲。
今回は " 夏ソング " に絞って選曲されていましたが、共作曲や提供候補曲などの
比較的レアナンバーも多めで、メッセージ性と起伏のあるステージでしたよ。
イベント途中に地震の発生が有り、一時中断して状況判断されたことも有り、
21時を大きく回って furani さんは最後にステージへ。
♪ 猫になったら
♪ 月影と星影の子守歌
♪ Daydream ・・ Inst.
♪ 夏のわすれもの
♪ 私は自転車
♪ ライデンシャフト ・・ Inst.
※ CD化されていない曲がほとんどなので、曲名表記は聴き取りのままです。
今回は優しく穏やかな歌声の作品と、
企画ライブや特別編成以外では珍しい Inst. 曲を主体に聴けました。
" 若い頃の作品 " と説明された「猫になったら」は、陽だまりの様な優しいバラード。
過去に聴かせてもらった記憶が有るのですが、シャンソン風のメロディーラインや、
ピアノも聴き処です。
先日近くの箱でも歌われた「月影と星影の子守歌」は、やなせたかしさんの
「チリンのすず」にインスパイアされ、自身の朗読劇のために書かれた作品。
その時の人選が小林未季さんと入日茜さんという贅沢さ、再演されたら是非お聴きしたいです。
配信限定で公開されているアルバム " Innocence " のエンディング曲「 Daydream 」は、
これぞヒーリングナンバーという雰囲気の、おだやかな Inst. 作品。
個人的にはこれも、聴きながら眠りに入れるCDアルバムになってくれると嬉しいですね。
こちらも古めの作品でしょうか、「夏のわすれもの」もソフトな夏を感じさせてくれますが、
学生から大人への道の中で、まだあの夏の切ない宿題が解決していないんですね・・
盗難に遭った女子高生の自転車の物語「私は自転車」は、
今回の選曲の中では唯一アルバムに収録。
四季の移ろいと公園に置き去りにされた自転車の情景が見える様で、
切なさが聴く者の琴線を揺さぶる。
ステージを締められた「ライデンシャフト」は、
こちらも朗読劇のために書かれた Inst. 曲です。
ソフトスタートから、ラテンタッチのアッパーな claps に転換する様は、まさに情熱を表現。
ブッキングライブでは珍しい構成のステージは全6曲で、事情によりアンコールは受けずに、
出演者の皆さんの感想や告知・撮影OKの時間を設けられて終演となりました。
どうやら業務による過労だった様で " 新宿K町のオネエみたいな声になってしまって・・ " と
嘆いた furani さんですが、そこは曲風も Inst. 曲もバリエーション豊かにお持ちですから、
見事に普段とは切り替えたステージを展開され、懐かしい作品やCD音源化されていない作品がタップリ。
個人的には、貴重な神回の好機に巡り合えた様で嬉しかったです。
Inst. 曲にはアッパーな作品も有りましたが、
終始穏やかに身を委ねられる様な優しい時間が心地好かったですね。
それにしても、なかなか歌えない名曲が数多くありますので、
11月のワンマンで予定されているレコ発で、その中から何曲か収録されるのか
興味をそそられます。
共演の三人の方々も、それぞれに異なる個性が光り素敵な時間でしたよ。
furani さんの次におじゃま出来るタイミングは、今のところ10月になりそうなのですが、
お互いに心身をケアしつつ酷暑を凌ぎましょう。
お疲れさまでした、色々記憶に残った濃厚な夜でした。