連日の北参道です。
kazuki presents【ミュージックランドスケイプ】 &
GRAPES KITASANDO 7th Anniversary に、先週レコ発ワンマンを終えられたばかりの、
ジャズユニットのオルタード (有坂ともよさん&高田慶二さん) が出演されたので、
Live act.
◇ 津村友華さん (ピアノ弾き語り)
20年10月の北参道以来で、現在は劇伴作家の仕事がメインだそうです。
♪ Spring comes (Inst) ♪ farewell (Inst) ♪ パラレル ♪ Tokyo など5曲。
楽曲の作りが実に壮大で、ピアノもバラードからジャジーなものまで多彩。
今回は Inst.曲が半数を占めましたが、オケの音色が重なりますと圧巻です。
◇ 向江陽子さん (ピアノ弾き語り)
歌声は昨年10月の東新宿以来になりますが、サポートバイオリンでも聴く機会が多い方。
♪ ひらり恋揚羽 ♪ 今宵、月に導かれ ♪ 花の日 ♪ 星屑の空の下で など8曲。
本人も言われていた様にヘビーな作品が多めでしたが、それだけにパワーの有る歌声と、
ジャジーなピアノは圧倒的に迫って来ましたよ。
オルタードは、トップバッターです。
今回はムーディーに、よりお洒落な雰囲気でステージへ。
(以下特記なき楽曲は Jazz STD / Vo. 有坂ともよさん・ Gt. 高田慶二さん)
♪ カルミアの花 ・・ Pf. & Gt. Inst (オリジナル)
♪ All of Me ・・ Pf. & Gt. Inst
♪ Agua De Beber
♪ Bye Bye Blackbird
♪ 港が見える丘 (昭和歌謡 Jazz arrange )
♪ 男と女の事情 (オリジナル・オケ併用)
♪ Smile
ともちゃんは、まずはスタインウェイに向かい、ピアノとギターの演奏だけで
オリジナルの「カルミアの花」と、スタンダードの「All of Me」からスタート。
しっとりした「カルミアの花」は、高田さんの泣きのギターが良いですね。
ジャジーに跳ねる「 All of Me 」では、ともちゃんのグリッサンドも炸裂しましたよ。
ジャズは歌のない楽器のパフォーマンスだけでも楽しいですが、高田さんは
「カルミアの花」の歌唱を聴かれたことがないそうです。
いつか、「桜の花が散る前に」と共に、歌ってもらいましょうね。
中盤以降は、ともちゃんはハンドマイクに転換し、雨雪模様の空にちなんで
" 美味しい水 " 「 Agua De Beber 」を歌う。
アガジべべとは、原住民の祈りの言葉だそうです。
軽快でリズミカルな「 Bye Bye Blackbird 」は、久しぶりに聴く事が出来ましたよ。
ここからは、日本語の曲を2曲挟みます。
昭和歌謡の「港が見える丘」は、よりムーディーなジャズアレンジでお届け。
ともちゃんには珍しいテイストの「男と女の事情」は、オケとお客さんの claps も得て、
踊りながらアッパーに歌う。
最後はジャズのスタンダードに戻り、誰もが耳にしたことが有ると思う「 Smile 」で、
穏やかにムーディーにステージを締めてくれました。
先週のワンマンで歌わなかった曲を多目に、ジャズのスタンダート・オリジナル・
昭和歌謡・そして Inst. もと、多彩に7曲を聴かせてくれました。
こちらは天井の高い奥行きの有る空間ですから、ピアノもギターもボーカルも、
実に響きが奥深くて良いですね。
ともちゃんのピアノも、高田さんのギターソロも、心地好く聴けて良かったです。
三者三様の音楽性の濃密な時間で、今回のかづきさん企画も楽しかったな。
オルタードは来月の川崎銀座街の予定は出ましたが、次の箱は未だ決まってないようです。
早い時期にまた、お会い出来ます様に。