好評で5年ほど続いている、GRAPES KITASANDO 横山かづきさん企画
【今夜は、あなたと音楽と。2020 -VOL.5- 】に、きしのりこさん・春山弘臣さん
・佐藤数馬さん・ maruyaMAX さんなど、長く聴かせてもらっている方々が出演されましたので、
3年ぶりにおじゃまして来ました。
様々な音楽シーンで活躍されている御三方(ピアノ、ギター、パーカッション)が、
12月30日だけのスペシャルバンドとして、ゲストシンガーと夢の饗宴を実現します。
開演までに、まずは年越しそばをいただく。
今回のトッピングは、鶏肉と蒲鉾にしました。
定刻になり、かづきさんの司会進行のもとイベントは進んで行きますが、
配信側の諸作業なども有り、丸山さんやスペシャルバンドがトークでもサポート。
今回は、諸事情で持ち時間25分と短め・出演組数も多めなので、
きしのりこさんと春山弘臣さんの他は、簡易的なレポに留めます。
Live act.
◇ スペシャルバンド ( maruyaMAX さん・BeBe さん・佐藤数馬さん)
初回に好評を博してから続いている、パーカッション・ピアノ・ギターの名手の御三方。
対バンライブでは個別に良くライブ空間でお見掛けする方々ですが、
当方はこの編成では17年12月以来、3年ぶりになります。
♪ 香水 の Inst. 演奏に一曲入魂され、それぞれのソロパートも素晴らしかったですね。
この後は、各アーティストさんのホストバンドして、素晴らしい音色を聴かせてくれました。
◇ 悠奈さん (ボーカリスト)
昨年11月の北参道 usu さん企画以来になり、日本舞踏家でもあります。
♪ スミレ ・・ with Pf. BeBe さん
♪ 月に心のあくがれて ・・ with Pf. BeBe さん/ Gt. 佐藤数馬さん
♪ 人魚の詩 ・・ with スペシャルバンド など4曲。
編成や曲風も多彩で壮大であり、舞踏家ならではの魅せるステージでしたよ。
◇ スタッフバンド ( Vo. Ba. スペシャルバンド)
普段は厨房に入られているミュージシャンのスタッフのお二人が、
ボーカルとベースでスペシャルバンドと合流され、♪ 見ようとせずに を歌われました。
昨年はカバーを歌われたそうですが、今回は BeBe さんが新曲として書き下ろされたそうです。
◇ きしのりこさん (ピアノ弾き語り/三味線)・・ 詳細は後で
◇ ときどき ( Vo. 夕見子さん& Vo. & Gt. 辻村崇さん)
シンガーソングライターとして、ソロ活動もされている夕見子さんと、
各所でギター&コーラスサポートとして活躍されている、辻村崇さんとの御夫婦ユニット。
♪ 運命の人
♪ 日常とスパイス
♪ 進め化粧戦士たち ・・ with スペシャルバンド
♪ ひまわり など5曲。
夕見子さんは、一昨年12月にこちらでお聴きしていますが、
ソロ活動の時より曲風もアップで明るく力強い。
サポートではコーラスもされている、辻村さんのメインボーカルも初めて聴かせてもらいました。
◇ 春山弘臣さん ( ギター弾き語り) ・・ 詳細は後で
◇ 鈴木あいさん (ピアノ弾き語り)
9月にのりちゃんと合同配信ライブをされていますが、リアルでは16年夏の上野教会以来でしょうか。
♪ 睡蓮の花のように
♪ 私の味方
♪ Let's sing a song ・・ with Gt. 佐藤数馬さん& Per. maruyaMAX さん
♪ ビールで乾杯 ・・ ハンドマイク with スペシャルバンド
ソロの弾き語りと、バンドサウンドのコントラストが実に鮮やかでしたよ。
「ビールで乾杯」は、初めてハンドマイクで歌われたようですね。
時系列を、きしのりこさんに戻します。
のりちゃんは前半休憩前の出番で、湿気が酷かったのですが三味線を抱えてステージへ。
スタインウェイの弾き語りからスタートします。
♪ チャンス
♪ 天下統一 ・・ 三味線弾き唄い with Gt. 春山弘臣さん &スペシャルバンド
♪ 打ち上げ花火 ・・ 三味線弾き唄い with スペシャルバンド
♪ 私のうた
コロナ禍の最中に生まれた「チャンス」は、苦悩と前進への心の叫び。
この高く奥行きのある空間に、実に力強く響き渡る。
「天下統一」からはスペシャルバンドが入りますが、BeBe さんがいらっしゃいますから、
のりちゃんは三味線に持ち替え、豪華な厚い音の編成へと移行。
CDでもギターを弾かれている春山さんも入り、ツインギター&コーラスで届けられましたよ。
続いては、初めてバンド編成で披露された、平和への祈りと願いの作品「打上花火」。
youtube 公開バージョンでは、一人でピアノ・三味線・歌唱を重ねられていますが、今回は生バンド。
のりちゃんと BeBe さんだけで穏やかにスタートし、
中盤から数馬さんと MAX が入り壮大に広がっていく。
数馬さんのパーカッシブなギター操作が、花火の開花の様な味を醸し出していましたね。
最後は再びピアノに戻り「私のうた」を力強く歌い上げ、ステージを締めてくれました。
" 今この時に歌いたい歌を届けました " と語られた のりちゃん。
珍しくラブソング抜きでライフソングに徹しましたが、短い時間にきしのりこの表現したいものを、
ぎっしり見事に詰め込まれたように思います。
「チャンス」や「私のうた」も含め、フルバンド編成で聴ける日を楽しみにしていますね。
北参道には初出演の春山弘臣さんは、後半の二番手でステージへ。
KBSのギタリストとしても長年存じていますが、ソロでお聴きするのは
昨年3月の赤坂ワンマン以来になりました。
♪ ひまわりの気持ち
♪ Give me Pain ・・ with スペシャルバンド
♪ 想夏 (そうか) ・・ with Vo. きしのりこさん &スペシャルバンド
♪ 僕らのスピード
多彩なアグレッシブギターのイントロから入る「ひまわりの気持ち」は、
アップで抜けるようなハイトーンボイスが印象的です。
2曲目の「 Give me Pain 」からはスペシャルバンドが入り、
ピアノもギターもパーカッションも唸り、さらに激しくアッパーに駆け抜けて行く。
続いての「想夏」は、一転して優しいバラード。
きしのりこさんも入りコーラスを添え、時にはリードを執り互いに歌い紡いで行く。
最後は再びソロの弾き語りに戻り、穏やかな「僕らのスピード」で締めてくれました。
ソロの弾き語りによるアップとバラードの表現、バンドによるアップとバラードの表現では、
曲風と歌声のコントラストが鮮やかでしたが、久しぶりにギタリストとしての妙技にも魅せられました。
また近いうちに、お会い出来ます様に。
あっという間の3時間半で、とりの鈴木あいさんが終わった後は、
出演者の集合写真の時間が設けられ、「今夜は、あなたと音楽と。2020 」は終演へ。
色彩の異なるアーティストがこれだけ揃い、しかもソロとバンドで聴ける贅沢。
今回は以前から楽曲に馴染んだ方も多かったですから、アレンジの聴き比べも楽しかったですよ。
来年もまたきっと開催されると思いますが、どんなメンバーになるのか楽しみですね。
出演者の皆さん、企画者の横山かづきさん、お疲れさまでした。
楽しい年末の時間をありがとう。