先日、劇団CATMINTさんの

舞台「再会」
舞台「青い世界線2」

に、上溝桃子役で出演させていただきました。

今回はその話がメインです。



いやはや無事終わってよかった……!

稽古はどちらも同時進行ですし、「再会」の方は女の子3人舞台でノーカットですし、もう大変で!

メンタルも体力も持つかなぁと毎日不安でした。




ここからはネタバレありで書いていくのですが




私が演じる上溝桃子ちゃん、通称ももちゃんの話をするには必須のワードがあって、それが


境界性パーソナリティ障害


というものです。


まずこの病気を調べまくりましたが、難しい所なのがかなり身近な病気かつ、人によっては全くパッと見じゃわからないんですよね。


基本的にももちゃんは女の子らしくて可愛い子と言われたんですが、どうやって病気である事を仄めかすか?というのは課題でした。


ダブルキャストだったので、もう一人のももちゃんの演技も見ることが出来たのですが、そちらはナチュラルなやばさ的なもので。


く~!どうしよ~!
ってギリギリまで練っていました。


結果的に私は「突き抜けた部分」を伸ばしていこうと思いました。


可愛いも度を越せば怖いになるのでは?と。


なので、どんな時でも可愛いを忘れない、それが例えそぐわないシーンだったとしても。


というものを根っこに持って挑みました。


あとはこの病気は感情の浮き沈みが激しい、相手の表情をよく見る(必要とされたい)、自傷行為に走ることがある、などの症状があるので、時折急にストンと表情をなくしたり、手首をさわさわする癖なども心がけました。

ももちゃんの基本の症状は過度な妄想癖らしいので、本当に気持ちばかりの要素でしたけど(笑)



あの彼との話も、新しい彼との話も、本当は存在しないのにももちゃんの中では全部リアルとして存在している。

だからこそそれは彼女にとって何一つ嘘じゃない。

その感覚は見てる人にどう伝わるのかなぁと思っていました。


だって彼がツナマヨおにぎりが好きなのも、実家が北海道なのも、全部彼女の妄想らしいですから。



怖いね!(笑)



個人的には自分が声優なのもあり、舞台ですがなるべく声色で色々表現出来ればなぁなんて事も思っていました。

表情も雰囲気も変わらないのに、声だけで何か変えられるんじゃないかなーとかも考えていたからです。


まぁーもうー終わったんで~

なんとでも言えるんですけどね……(笑)



とにもかくにも、歪な愛といえどももちゃんは理想の愛を手に入れたのだから、これからも幸せなんだと思います。

私的にも、2人が納得してるなら素敵なカップルだと思いますよ……。




そして、毎回お母さんのお手紙の所で泣きそうになります。

お母さん役もダブルキャストなんですが、そのうちのカブトさんと楽屋が同じで、つい「あそこ超好きです!」って言っちゃったくらい好きです。

病気って、やっぱり辛いものだから。

それがどんなものであれ。



私も3年前から今現在もずっと付き合ってる持病があります。

治りかけては再発して……の繰り返しで、時には「どうして自分の体はみんなと違うんだろう」って悩んだりもします。

私だってあの子みたいに健康に、って。

でも結局ないものねだりでどうしようもないんですよね。


だから、もうこればっかりはどう向き合っていくかを考えた方がいいんだろうなって思います。


正直私の持病は半永久的なんだろうなって思うし、尚更上手いこと向き合わなきゃいけないんですよね。

薬もなんだかんだ気休めですし。


特に症状が目に見えてわかるので、余計メンタルにきますね。

あぁ、再発してらぁ……って。


それでも、風邪とかにはめっぽう強い身体ではあるので、身体には感謝感謝です。


それよか、治る喜びを知っているという点では貴重な経験だ、なんて思ってた時期もありました。


その立場に立たないとわからない事ばっかりですしね、世の中。



病気と向き合っている人に少しでも寄り添いやすくなれたと思えば、悪いことばっかりでもないかもしれません。


本当に、健康第一!


普段はめちゃくちゃ不健康な生活をしていますが、これでも最低限気をつけつつ生きていますからね!


皆さんもどうか、お体ご自愛ください。








さて、理想の関係の話をもうひとつ。




舞台が終わった次の日にお話会がありました!

対面というのは初めてでかなり緊張していたんですが、とにもかくにも楽しかった!!!


なんていうか、来てくれるみんなが可愛かったです(笑)


一生懸命褒めてくれる人、自分のことを話してくれる人、たくさんいて。

緊張の度合いも人それぞれで、そのどれもが私からしたら愛おしかったです。



帰り道、

「これって私ばっか楽しいイベントだったのでは……?」

という考えに陥ったのですが、皆さんからの感想を読んでとーっても安心しました。

よかった~(笑)



よく私は、私を応援してくれてる人たちをイマジナリーぽまえら(架空のお前ら)なんて呼ぶんですが

実際に生身のみんなと会うと本当に楽しいです。


あぁ、みんなそれぞれ人生がある中で、私に出会ってくれたんだなと。

私に時間とかを費やしてくれてるんだなと。


そうなると私も頑張れるってもんですよ。


イマイチ毎日をふわふわと生きているので、こうやって生きる意味を見い出せると救われるものがあります。


ありがとうございます。


こうして幸せが爆誕するってわけ。



毎日生きてるのってほんとに凄いことで、みんな色んな困難や苦労を乗り越えてるんですよね。

なーんもやってねーって時もあるけど、それもいつか頑張る為の準備期間かもしれないし

むしろなんもやってねーことを遂行してんだわーなんて思ったりもして

とにかく自分には程々に甘く生きていきましょう。



そして私達はこの調子で理想の関係を築いていきましょう。

俺たちは喜劇のロミジュリだ。いいね?




これからも人生という名の舞台で、精々足掻いてやりましょう。




あでゅ~!