自分の誕生日よりも嬉しい誕生日は、初めてだった。










本日、9月28日。

私が演じさせていただいている日名倉莉子さんのお誕生日。

大切な、記念日。




何を隠そう、私はヘヴィな女だ。

ヘヴィな女で、ヘヴィなオタクだ。


そして誕生日が大好きだ。

自分の誕生日は1か月前からカウントダウンして楽しみにするくらい好きだ。

今年は8月からソワソワしている。
自分の誕生日の時みたいに、ソワソワしている。


ヘヴィな女はソワソワに耐えられなかった。
ヘヴィなオタクは我慢が出来ないタイプだった。

1か月前から友に、「今年も莉子さん誕生日は唐揚げパーティーしません?」と誘った。




アプリ「CUE!」のすごい所は、フルボイスということだと思う。カードからイベントまで毎回フルボイスのアプリなんて、私は初めて見た。

だからこそ、距離が近い。

演じている彼女との距離は、いつだって、近い。



去年の誕生日の時はまだアプリはリリースされていなくて、といっても初期のメインストーリーとかは撮り終えていて。

だからこそ、彼女という存在がどういうものなのかというのはある程度理解していたつもりだし、たくさんの人に好かれる存在であればいいなと思っていた。

彼女の声が、性格が、笑顔が、たくさんの人に届けばいいなと思っていた。



初めてゲームのオーディションに受かったのが、CUE!だった。

私はもとより金髪が好きだ(突然のカミングアウト)。

だから、バイト先でオーディションに受かったよとマネージャーからの電話を受けて、思わず足が震えて立てなくなったことを覚えている。

1時間くらい、ずっとずっと、何をしても上の空で、もうどうしようもなく嬉しくて。


当時声優としての才能や運が私にあるのかと悩んでいたから余計に、

まだ声優でいられるんだ

って安心したのを今でも鮮明に覚えている。



CUE!のメインストーリー1.2のカレイドスコープにて、莉子さんが『次』の数の話をしていた。

私もずっと『次』に怯えていた。

このまま芽が出ないままなら、上京してきた意味あるんだろうか?

普通に就職、今からなら間に合うんじゃないのか?

不安に思っている間にどんどん新しい人は増えていく。


毎日必死にバイトして生活費を稼ぎながら、演技の練習や歌の練習に明け暮れて。

親にもっと出演作の話がしたいのに、話すことは些細な日常の話で。


次が最後、もう地元に戻ろうなんて思う時もあった。

 
そんな時に出逢ったのが、日名倉莉子という1人の新人声優だった。


あまりにも自分と状況が同じでびっくりした。

でも、状況が同じなのに私はこんなにもネガティブで、彼女はこんなにもポジティブで、そこが眩しかった。

彼女の強さはなんなんだろう?

ずっと考えていた。


バイトだって笑顔でこなすし、人と関わるのが好きみたいだし、趣味は基本アクティブだし

……状況一緒とか思ったけど、案外そうでもなくね?

なんて思う時もあった。




アプリがリリースされた。

リリースされてから、友人や姉の知り合いから「とっても莉子ちゃん良い!」と言われて、ハチャメチャに嬉しかった。

私自身のことを褒められるより、嬉しかった。

どこか彼女に、憧れを抱いていたからだと思う。



CUE!に携わらせてもらって、たくさんの事を知った。

仲間がいるって幸せなんだなということ。

歌うことの難しさ。

自分が思ってた以上に踊れないし体力ないこと。

演技の楽しさ。


……忘れていた。
なんで声優になりたかったのか。


仕事がしたい、どうにか次を掴みたい。

その一心で毎日生きていた。


でも私は声優を目指した時から、自分の声で夢を届けられる人になりたいとオーディションで言い続けていた。


そのオーディション対策メモを久しぶりに見て、泣いた。



親元を離れるって、想像以上に大変だ。
何かあったら全部自分で解決しないといけないし、悩んだり寂しかったり苦しかったりしても、自分でどうにか噛み砕いていくしかない。

何時間も泣いた日が多々あった。

今でも泣く事は多い。


でもどうだろう。


彼女と出逢ってから流す涙は、嬉し涙が多い。


彼女のお陰でたくさんの人に出逢えて、想いを受け取って、その度に泣いて。


私が叶えたいと思っていた夢は、想像よりももっとすごいものなのかもしれない。







自分の誕生日よりも嬉しい誕生日は、初めてだった。

それくらい大切な存在。

『次』がある限り、ずっとずっとお互いに大切な存在であればいいなと思う。



なぜなら私はもう、彼女に憧れだけを抱いていないから。



隣に並んで走り続けたい相棒だし、抜かれたくないライバルだから。



もっと、頑張ろうと、思う。


















と、大層なことをここまで赤裸々?に語りましたが、マジで私はまだまだな存在だ。

どうなるかはわからない。

未来なんてわからない。

10年後も絶対声優をやっているとは、まだ胸を張っていえない。

けど今の10年前の自分にはこう言いたい。

「あんたまだ大好きな演技続けてるよ!」

って。

願わくば10年後、同じセリフを今の私に届けたいな。








自分にとって、隠したい部分って少ないなと思う。

私の過去の苦労とか、ガンガン文にしたり伝えていきたいなと思う。

プライベートを見せないのも確かに美学で、とても良いと思うけれど、私は残念ながらメンタルがよわよわのよわ。

だからこそ、文にして、誰かに伝えて、誰かと頑張りたい。

こんなに苦しんでるのは私だけじゃない、きっと誰かも頑張ってるって、思いたい。

逆に、苦しんでる人がいたら、大丈夫だよって寄り添える人でありたい。


これからも、思ったことや感じたことは隠さずこうやって伝えていけたらいいな。

まぁその、私の苦労なんてしょぼいかもしれないし、もっと声優として活躍してから大口叩けよ😠みたいな事も思うよ、思う。


でも、これは私の夢の為。


誰かに夢を届けられる人になる為に、まずは寄り添える人でいられるように。


変わりたくない自分を守る為に。


大好きな文字という媒体で、言葉で、これからもたくさんの事を紡いでいこう。








……隙あらば自分語り乙。

愛が爆発して私の成り立ちを話してしまった。

否、莉子さんが私の成り立ちに深く関わっているってことだな。


自分語りだーーーいすき!!(ビックボイス)


ん〜〜〜むずがゆ〜!!!!!


まぁ、莉子さんについての愛はいつかもっと別の所で語れたらいいな。

その為にももっと!莉子さんの事を知れたらいいな。


これからの1年、どんな季節になるんだろうね?


『次』に挑む毎日は決して楽しいばかりじゃないけれど。



新人声優としての私たちは、今のところまだまだ全力前進あるのみだ!!!






ってなわけで。

長々と失礼致しました。



日名倉莉子さん!!

改めてお誕生日おめでとう!!!

幸せになれ!!!!













あでゅー。