父方の祖父が、かつて日本が統治していた地域で警察署長をしていた関係で、シベリア抑留生活となりました。



祖父は、父が小学校に入学した直後、5年間の抑留生活から解放されて故郷の宮崎の地を踏みました。

残念ながら、その2年後、脳疾患によって倒れ50歳で他界し父はその後、母子家庭で育ちました。

その父も5年前に77歳で亡くなり、私は今、祖父が亡くなった50歳になりました。

どんな因果かわかりませんが、現在、中2と小4の私のこどもたちも昨年、母(妻)を亡くし我が家は父子家庭になっています。

父から直接話を聞くことはできませんが、父がどんな思いで母子家庭としての幼少期を過ごしたのか、また、祖父について父が残した祖父の写真や様々な資料から、シベリア抑留の実態や祖父がどのような思いで抑留生活をし、帰郷したのかとの思いを馳せています。