決算特別委員会5日目は土木費の審査でした。
 
私からは、火災現場での罹災・被災された方に対応する現場の指揮官・司令塔の明確化について質疑し、「要綱等の整理やOJTなどを通して人材を育成する」との趣旨の答弁を受けました。
 


先日、担当地域内で発生した火災現場に駆け付け、罹災等された方の宿泊手配まで伊藤都議とともに対応しました。
 
その際、消防署員、消防団は主に消火に集中し、警察は周辺整理等を中心に対応しており、罹災・被災された方に寄り添うセクションの必要性を痛感しました。
 
延焼中は、近くのパン屋さんが軒先に椅子を用意してくださり、また、地域の顔として、警察からの問い合わせについても、「誰それさんは、あちらにいます」「その方は、おひとり住まいです」など地域の方を良くご存じで、素晴らしいと思いました。
 



区の防災課は、現状、現場の混乱を避けるなどの点から、鎮圧報があってから現場に赴き、見舞金や宿泊の必要性などの確認のために現着します。
 
ですが、私が課題として感じた、延焼中に不安な気持ちでいる方に寄り添う存在の必要性を痛感し、近隣や町会の方だけでなく、現場を俯瞰して、司令塔のような存在を身近な自治体として区がその役割を担うべきと求めました。
 
火災のない街づくりを推進するとともに、発災時に罹災・被災された方に寄り添える体制整備を推進してまいります。
 
#つる伸一郎
#品川区