本日(3/27)の品川区議会最終本会議にて、品川区の2020年度予算が、共産党を除く賛成多数で成立しました(共産党は災害対策特別会計のみ賛成、生活者ネットは国民健康保険特別会計のみ反対)。
また、同日に上程された新型コロナウイルス対策予算として計上された2020年度補正予算は全会一致で成立しました。



コロナ対策の予算については、本会議の採決に先立ち、厚生、区民、文教の各委員会での審査、私が副委員長を務める総務委員会に於いて総合審査があり、それぞれ全会一致で本会議に送られました。


財源は感染者が発生した際の入院費や食事療養費などについては国庫負担金、それ以外の感染拡大防止物品購入費や中小企業支援策には品川区の財政調整基金9億4千万余が繰入られました。


区の危機管理として購入するマスク、消毒液、検温機のほか、私立認可、地域型、認証の保育所、私立幼稚園に物品購入費として1園あたり50万円上限の予算がつき、中小企業支援では融資や雇用確保支援策などの予算がつき、さらなる対策として予備費に4億円が追加されました。


今後、事態に応じて、国や都からの財源や区としても基金の活用が想定されます。


総務委員会での審査では、私から、物品の購入先についてや学校における子どもたちへのマスクの配布などについて確認しました。

物品の購入については、単価も含めて、いつ購入できるかわからない現状の中で、衛生用品については入札であるが、状況によっては購入先を柔軟に検討することの答弁を引き出し、現場に速やかに物品が確保されるように力を尽くしてほしい旨、伝えました。

また学校に配布予定のマスクは教職員用とのことであったことから、子ども用マスクの配布について、教育委員会としっかりと連携して確保する旨、確認ができました。

また、マスクの質についても確認し、確実に不織布のマスクが行き渡ることが望まれるが、場合によっては質や性能なども精査し、メーカーが3Dプリンタでのマスクの設計図をリリースしてくださっていることを紹介し、区などが保有する3Dプリンタを活用して当面のマスクを確保するか、また、生産の可否の確認も必要だが、障がい者施設などで布やガーゼマスクなどを作製してもらうことなどを提案し、それぞれ検討するとの答弁をもらいました。

いずれにしても、コロナ対策については、国や全世界をあげて立ち向かうべきことであり、専門家会議の正確な情報に基づく国の対策など、すみやかに展開されるよう、引き続き、公明党のネットワーク力を活かして臨んでまいります。

#つる伸一郎