2月に入って初日の今日、午前中には新宿区立新宿西戸山中学校を同僚の塚本区議、阿久津区議とともに訪れ、新宿版ITC化教室について視察しました。


岩永章校長、斎藤正之教育委員会事務局教育支援課長、志原学教育委員会事務局教育支援課教育活動支援主査、倉坪耕作教育委員会事務局教育支援課教育活動支援係(学校情報化担当)にご案内いただきました。


新宿区では、これまでにもICT環境は整備されてきたが、数年経過するとほとんど使用されなくなるなどの事例が多かったことを受け「苦手な教員でも使いたくなるICT環境」「使いやすく、管理しやすいICT環境」を目指して、今回の改めての整備となったそうです。


教室にはICT機器を配線したまま収納できる「IT教卓」が設置されており、準備時間が飛躍的に短縮されたほか、実物投影機をつかって投影するプロジェクタには「短焦点型」を採用し、ホワイトボードの前に教員がたっても影が映らない工夫がされておりました。
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またPC環境は、校務用・教材作成用の校務用ネットワークと学習指導用・学習活動用の教育用ネットワークに分けて管理をされております。

校務用ネットワークには、教員交流サイト(SNS)があり、教員同士の情報交換や教材研究、教材開発にも活用されております。


児童・生徒の反応について岩永校長は「授業がわかりやすくなった」との声に併せて、「児童・生徒のプレゼン力がついた」「人前で発表するのに物怖じしなくなった」とも仰っておりました。

また、「(教師がICTを活用して授業準備の工夫をすることで)授業中に生徒の様子を見る時間が増えた」との教師からの声も紹介しておりました。


導入の成果については、本格始動が今年度であったこともあり、はっきりとしたことは言っておりませんでしたが、岩永校長からは着実に成果は見られているとのことでありました。

課題として事務局は、ランニングコストが思いのほかかかり、その部分をいかに縮小していくかが課題と指摘しておりました。


品川区においても新宿の事例を参考に、児童・生徒にとって有効なICT環境の整備を提案していきたいと思います。


さて、ちなみに、各教室も視察しましたが、驚いたことに私の中学時代の恩師が授業をされており、感動的な再会をさせていただきました!
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私が当時、社会科の教師を目指したいと思ったきっかけの先生であり、何よりも酷いいじめにあっていた「私の命を守ってくれた」恩師です。

お変わりない姿に本当に本当に感動しました!!

改めてお会いすることを約束し、学校をあとにしました。