今日の午後は、荒川区にコミュニティバスの視察に会派で行ってまいりました。
冒頭、三嶋重信副区長、小坂眞三議長、中村尚郎副議長からあいさつをいただき、その後、担当の松土民雄都市計画課長から具体的な説明を受けました。
荒川区では平成17年4月よりコミュニティバスを導入しており、現在「さくら」「汐入さくら」などの3系統で運行されおり、運行事業者は京成バス株式会社が行っているとのこと。
中村尚郎議員(現副議長・公明党)が平成11年に議会質問をしたことを皮切りに、陳情が委員会採択されるなど、区民ニーズの高まりも含め、粘り強い交渉の結果、運行が実現されたとのこと。
23区部でみると、コミュニティバスは東京スカイツリーが完成した墨田区が導入したことで、21の区(目黒のNPO法人が運営しているものも含む)で導入されており、未導入は品川区と豊島区のみ。
品川区おいても、高齢者人口の増加や子育て世帯の交通環境の整備などの区民ニーズや、「交通の利便性の高い地域」と言われいる中での盲点の解消など、コミュニティバスの必要性がある地域であるといえます。
この荒川区でのコミュニティバスの採算性については、最初のイニシャルコスト等は区が支出するものの、ランニングコストはいっさい区の持ち出しはないとのこと。
こうした「荒川方式」なども参考に、コミュニティバスの必要性を訴えて、より快適で暮らしやすい街づくりのためにも積極的に導入を訴えていきたいと思います。