今日は、私の母校でもある創価大学の全学読書運動「Soka Book Wave」を視察するために、創価大学中央図書館に伺いました。
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「Soka Book Wave」とは、学生が主体となって、中央図書館をはじめ、創大・短大の各図書館がすすめるもので、2004年からスタート。

参加を希望する学生は、ウェブサイトで登録して、読んだ本の感想文や書評を提出すると、大学院生が誤字や表現などをチェックし、さらに丁寧なアドバイスを受けることができます。

そして、提出されたものが承認されると、ポイントが付与され、そのポイントを貯めると図書カードが贈呈されます。

さらに、承認された感想文や書評は、サイトなどで公開をされます。


こうした取り組みに対し、全国の私立大学の約9割にあたる527の大学図書館が加盟する「私立大学図書館協会」から、2011年度の「協会賞」が受賞されることが決定され、8月末に慶応義塾大学で開催される総会の席上で受賞されるとのことです。


決定理由として、「多様な工夫を施した図書館の読書活動であり、一般的なリテラシー教育よりも読書に重点をおいて事業を展開している」「当該図書館はホームページ等で多面的な情報提供をしている点で読書活動に貢献すると同時にあらゆる手法を用いて、読書活動を長期にわたって息切れせずに実施している」ということが記載をされているそうです。


この「協会賞」を受賞した大学等には、清泉女子大学、早稲田大学、慶應義塾大学、同志社大学、明治大学などがあります。


こうした「協会賞」の受賞の決定を受けた創価大学での素晴らしい取り組みを、自治体の公立図書館や学校図書館でも実施できるのではないか、との視点で視察をいたしました。


視察には、創価大学図書館事務室の山田和宏さん、同室の石山光明課長にご対応いただきました。


学生の反応や、これからの発展性なども含めて、様々、意見交換もさせていただきました。


活字文化の復興との視点から、品川区の未来を託すべき子どもたちの読書環境の充実、読書意欲の向上に向けて、こうした創価大学の取り組みを含めて、様々な形で品川区の図書館事業についても提案してまいりたいと思います。