午前中の会派打ち合わせの後、今日は午後に八王子にある日本機械工業株式会社様に伺い、消防バイク等について視察をいたしました。
視察には、櫻井茂樹営業本部本社営業部営業管理部課長にご対応いただきました。
日本機械工業様で販売されている消防バイクは完全完結型水槽付消防用自動2輪車「ミストドラゴン」という名前でヤマハのマジェスティをベースに作られており、55リットルの水を積載しています。
「バイク」というフットワーク力を活かした現場到着時間の短縮だけでなく、活動開始時間の短縮、優れた初期消火能力があります。
世界初の2輪車PTO(動力取出装置)を開発され、スイッチ一つでポンプを駆動できます。
また、高性能なガンによるウォーターミスト消火が可能で、1~100μmの微細な粒が火災源の深部にまで入り込み、初期消火において抜群の消火能力を発揮するとのことです。
残念ながら、ミストドラゴンそのものが、明日、代理店から戻ってくるそうで、実物は見ることができませんでしたが、木造密集地域の防災の観点でも、有効性が高いと評価されている消防バイクを各消防署に完全配置できるように働きかけてまいりたいと思います。
もちろん、すでに導入されている消防署においても、署員の動員体制などで課題もありますので、その点も含めて、関係機関にも積極的な働きかけをしてまいりたいと思います。
バイクは見ることができませんでしたが、「フォグテック」という噴霧消火装置を実際に噴霧させてもらいました。
こちらは、ミストドラゴンに積載している噴霧機能を備えた特殊ノズルが装備されております。
積載型と移動式型とがあり、防災区民組織や消防団などに配置できれば、初期消火において、かなりの効果を発揮するものと思います。
品川区も木密地域が多くあります。
火災を起こさせない街づくりに加えて、いざという時の体制整備も必要です。
今日の視察も含めて、あらゆる角度で品川区の防災力の向上について提案をしてまいりたいと思います。
櫻井課長には、工場内も視察させていただき、整備中の消防車の中身など、普段見ることのできない装備の内側なども、詳細な説明を含め、ご案内いただきました。