「地上に文化を、地下に機能を」
こちらは、株式会社技研製作所様が開催された「地下機械式駐輪場『エコサイクル』」の見学会です。
排ガスを出さないエコロジーな乗り物として脚光を浴びている自転車。
私も毎日、自転車で区内をぐるぐる回っておりますが、「自転車」非常に便利です!!・・・が、
自転車の交通ルール、自転車通行帯や駐輪場対策など、狭い日本では問題が山積です。
自転車を含めた人・自転車・車の「交通環境の整備」は私のお約束でもあるので、その問題を一つひとつ解決するために、今日は勉強をさせていただきました。
本日の見学会は、そのうちの「駐輪場対策」です。
この「エコサイクル」の特徴は「地上に文化を、地下に機能を」とのコンセプトのもと、
・省スペースでコンパクト設計
・環境配慮の街づくりに必須のアイテム
・安全性、セキュリティとも万全
・驚異的な入庫スピードを実現
・ランニングコストが安く経済的
・シンプルな構造でスピード施工
とのことです。
映像を通した社員の方の丁寧なご説明のあと、実際の機械を見学しましたが、素直に、驚きました。
すごいです!
エコサイクルは、
直径約8.5メートルの円筒形(深さ約11.6メートル)の地下空間に204台の自転車が収容可能で、新たな用地確保が難しい駅前や商店街などに最適とのこと。
自治体としての納入実績は、
・世田谷区
・海老名市(地上型)
・三鷹市
・目黒区
・千葉市
・港区
・大阪府吹田市
・中央区
などがあります。
ちなみに、7月に視察に行った高松市の丸亀商店街にも納入されています。
環境配慮や省スペースもさることながら、私が特に興味をひかれたのがその驚異的な入庫スピードと安全性です。
↓地下に自転車が吸い込まれていきます(周りに放射状に自転車が駐輪されています)。
その入庫(出庫)スピードの平均は、なんと13秒!
この速さであれば、入出庫待ちのストレスは相当解消されそうです!
↓こちらは、品川駅港南口前にある「こうなん星の公園」内のエコサイクルです。
↓こちらは、自転車にICタグをつけて入出庫させる仕様です。
自転車の前輪右側の軸のところに黒いICタグをつけます(写真ではわかりずらいですかね)。
↓写真中央の、黒いセンサーが、ICタグを読み取り、入出庫と自転車の管理をしています。
また、安全性についても何重にも備えられております。
詳細は会社様のホームページに
http://www.giken.com/ja/developments/eco_cycle/
譲りますが、私の担当させていただいている地域も駐輪場対策も大きな課題の一つです。
建設費用やランニングコスト、設置場所等の懸案はありますが、防犯や災害時の安全確保など含め、今日の見学会を大いに参考にして、より一層の住みよい街・品川にするために、「駐輪場対策」についても全力で取り組んでまいります!