引き続き、「お肉の情報館」の視察報告です!
午前の「いきいき脳の健康教室」に続いて、港区港南にある「お肉の情報館」を視察いたしました。
(※こちらは館内は写真撮影が禁止となっておりますので、写真掲載がありません。ご了承ください)
皆様も「お肉」好きな方多いですよね!
私も大好きです!
そんな「お肉」関して情報満載なのが、こちらの「お肉の情報館」です!!(ベジタリアンの方はごめんなさい!!!)
「お肉の情報館」は、東京都中央卸売市場食肉市場内のセンタービル6階にあります(↓ホームページ)。
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/syokuniku/rekisi_keihatu_03_01.html
こちらは、食肉市場のことを知っていただくとともに、親しまれる開かれた市場づくりと市場の活性化を図ることを目的に平成14年12月に開設されました。
展示内容は、
・芝浦と場・東京食肉市場の歩み
・生産(肥育から出荷まで)
・と畜解体作業の流れ
・市場取引の流れ
・食肉の衛生検査
・生体牛・枝肉の模型と牛の毛皮
・食肉の歴史と人権
・枝肉の格付け、肉部位、内臓部位
・革ができるまで
です。
ほかにもDVDが設置されていて、映像でも鑑賞することもできますよ!
さて、展示の中で私が強く印象に残ったのは、「食肉の歴史と人権」のコーナーです。
そこには、と場で働く方々への差別的な悪意のある手紙も展示してあり、強い憤りを覚えました。
聖哲曰く「食なければ・いのちたへぬ」とあります。
私たちが社会にあって元気に活動できるのも、私たちに生きる活力を与えてくれる「食」があるからです。
私たちの主食であるお米や野菜も、農家の方が精魂込めて作ってくださっているからであり、お肉やお魚にしても、畜産農家や漁師の方、お肉やお魚を加工してくだる方がいるから、気軽に食卓で「食」を楽しむことができるわけです。
このことは、すべての社会活動においても同じことが言えるわけで、みんながみんな農家であったら、作ったお米や野菜を運ぶ人がいません。また、作業に必要な農具や機会を作る人もいなくなってしまいます。
そうした意味から、社会にあって必要のない存在などありませんし、ましてやそこに差別など絶対にあってはなりません。
日本に「春夏秋冬」の四季があるように、「桜・梅・桃・李」などの様々な花が咲き香るように、違いがあるからこそ、その一つひとつがかけがえのない存在であると思います。
お互いに尊敬の心を持ち、常に他者の心を自身の心に置き換えて物事を考える心を持つことも大事てあると思います。
「お肉の情報館」は、「お肉」に関する情報だけでなく、人権問題についても学べる場所です。
私も品川区にあっても「人権問題」に関して誰よりも真剣に取り組み、「人権尊重都市品川」の宣言のままに、差別の実態の解消と人権尊重思想の普及啓発と教育の推進に全力で取り組んでまいります。