6月1日は鮎釣りの解禁日だ。
この日は鮎釣り師の正月みたいなものだ。
昔なら、早朝から場所取りに出かけていたが、もうそんな気力も体力もなくなった。
何年も鮎釣りをしてたら、この日は開いてる場所を見つけて竿を出せば、なんとか鮎は釣れる、、釣れる、、釣れるはず、だった・・
目指したのは錦川上流の宇佐川。
ここ最近の中国地方の鮎釣り河川は、江の川と高津川の解禁日がフライングして早く、5月20日と24日だった。そのため6月1日に解禁する河川はお客さがバラけて人数は少ない。
それでも、各ポイントには早朝から竿が出ている。
三谷さんでオトリをゲット。
この日のオトリは匹見で万年ちゃんが2日前に釣り上げた天然物だ。
値段は、、んっ!?
500円。ムム、、天然で500円は安い。大きさも20㌢を少し切るぐらいの食べごろサイズ。解禁日は釣れなかった時の為にオトリは3匹に決めている(普通は2匹)・・
これで、今夜のおかずは釣れなくても天然の鮎が食える・・ガハっ!♥。
さあ!出陣だ!
宇佐川を下流からパトロール。。。すでに時計は昼。
根笠川の合流の竹籔前の瀬に3名様。いつものメンバーだろうと思ったら、今日は違った。
ムム・・違ったのだ。。
でカメラのシャッターは切らず、声も掛けず、グングンと上流を目指した。
川は細くなり、ワタシの体力に合ったチャラを探す。ムム、、
得意のポイントに2名様。ヤレヤレ。さらに登って俊道様の開きチャラ。
んっ!?ラッキー!♥。
サッサッと準備をしたらお先に失礼と入川された・・ガクっ。
でも、これで、ワタシの側に助け人が現れた事になる・・ホッ。
今や、1人で鮎釣りは出来ない老人なのだ。
「こんにちわーーーっ!ワタシ上流でやりますけど、よろしいですかぁ〜〜!?」
「どうぞ、どうぞ!」
と入川の許可を承諾頂き、ノソリ、のそりと足を滑らせないように歩く。歩く。歩く。
ドボーーーーーン!!!!
チャラに横たわりながら、足をバタバタ。
ムム・・・立てんっ!
下流の鮎師は見て見ないフリをしている。
この場合の鮎師の心理は転げた鮎師のプライドを尊重して、少しの間、見て見ないフリをするのだ。
だって、助けるには浅すぎる。
この場合、ワタシでもそうする。
だけど、今のワタシには浅すぎて立てんっ。のだ。のだ。カメラを取り出し、自撮りで・・パシャリ!
ムム・・「写真が投稿できない」
空を見上げ、しばし休憩。
も1度、石を掴んで「よっこらしょ!」と立ち上がろうとするが、、ムリ。
石をまくらに、釣り人を見るが無視して釣りに専念。
水深は30㌢腹も頭も浮かんでいる。助けを求めてもいいが、、
なぜか、テレ恥ずかしい。
きっとこの人、暑さで水浴びしてるのだろうと思ってるに違いない。
すでに20分が過ぎた。
釣人はいつの間にか、遙か上流で竿を出している。
ワォっ!
ドショ!?
橋の上から、そんなワタシを見ている人がいたが、やっぱりこの人も水浴びだろうと思って、他の釣人を見ているだけ。
どしょ?どしょ?どしょ?
?????
とにかく立ち上がる事が出来れば・・・・。。。。。
んっ? 瞬間、頭にひらめきが!
そうかぁ!顔を下にして伏せて四つん這いになれば・・
と浅い水面でゴロンと体をひるがえした。
両腕で上半身を起こし、膝を立て、腕で隣の石を支えに立ち上がると簡単に立ち上がった。
ヤレヤレ・・・ホっ♥。
こりゃダメじゃな。
サッサと竿を仕舞って、石の河原を上がっていると、前のめりでコケた。竿を掘り投げトモカンも掘り投げ、両腕で体を守ったが、頭を少し石にブツケた。
ヤレヤレ。
さてさて、今度はどうやって立ちあがるか????
思案、思案。思案。思案。
友カンの中のオトリ鮎が音をたてて跳ねている。
ムム・・これで、今夜のおかずは無しだ。
オトリ缶の写真を・・パシャリ!
だけど写真投稿不可。
河原の石を足で蹴飛ばしながら、先ほどの四つん這いのスタイルを作って竿をつえに立ちガリ帰りました。
「あわたーーっ!!また1人で釣りに行ったじゃろ!
ガミガミガミガミ😠😠😡💨💦何ね!そのタンコブ!🤪😂😅😭🥵💥
汗😅。汗😅。💧💧💧💧
ほいじゃまた!♪