あ〜〜断捨離の頃・・ | つりざんマンの日記

つりざんマンの日記

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小さな食料品店の5代目。63歳の時、身体を壊しリタイヤ。幼少の頃から魚釣りが好きだったが、最近はカメラで鳥を追っている。自然が大好きなヨレヨレジジの日記です。

小中学校の同級生から電話があった。

「もしもし、今、断捨離中なんよ。申し訳ないが墓の事で相談にのって欲しいんじゃけど。」


数年前、ワタシがお墓の整理をした事を彼は知っている。



彼を迎えに行き、里山ドライブしながら墓仕舞の手続き等を話し自宅まで送り届けた。

その帰り、
♪♪♪プロプルプル
今度は中高時代の同級生O君からだ
「もしもし、高校の同級生K君の長男が亡くなったらしいよ。
家族葬らしいけどどうする?」
「落ち着いた頃にお供えでも持って行こうや。」


O君とK君はワタシと同じ小さな小売店店主。
どんな町にも「商店」と名の付く店は星の数ほどあったがスーパーやコンビニチェーンに負けみるみるうちに消えて行った。
そんな中、お互いが知恵を出しあい切磋琢磨し頑張って来たな。


ワタシが店内で焼きたてパンを初めて成功すると、


K君は店内でもみじまんじゅうを始めて成功した。


O君も自宅店舗の他にスーパーに店を出し成功した。

まっ、ワタシが1番派手にやったが、いち番先に店を断捨離した・・ガハッ!

家に帰り、思い出にふけっていたら堪らなくなった。

K君は店を長男に託し、その長男に子供が出来たばかりだった・・・
長男と一緒に何度テレビに出たか数しれない。

鬼女房に
「オイ! ワシャちょっと手を合わせて来る。」
「あんた! ペラパラ喋らずに直ぐ帰れ!」
「ん、ん、んっ。」

家族葬用の小さな葬儀場。
「よう来てくれたぁーーっ!」
奥さんと一緒に喜んでくれた。
長男さんの半眼半口の安らかな眠りに手を合わせてもらった。


「生まれた子供は大きくなったじゃろ。」
「今日で2歳になったんよ。」
「えっ? 今日が誕生日かよ!
誕生日かぁ〜〜〜〜・・」

それも、2歳になっていた。
思わず自分の孫が頭に浮かんだ。


一気に涙が溢れた。


次の言葉が頭に浮かばない・・・。
涙が嗚咽になりながら、
「 孫のために、もう人踏ん張り・・頑張って・・やって・・・。」
「んっ・・頑張る・・。」

それ以上、嗚咽で言葉が出なかった。


「死」は次への「生」。

人の死を思う時、ワタシは、
西へ沈む夕陽より次への生を
感じさせる朝日が好き。

(周防大島 沖家室の朝日)

おーーーーーい!
大空の上で、
頑張るオヤジさんと孫の成長を見守ってやってくれーーーっ!

・・・頼む。


ご冥福を心から祈る。

ほいじゃまた!♪