ああ美しき紅葉紅葉が始まった。枯れるもへの美意識は日本人の心。桜や柿の葉の色づきは早く、散り落ちた木もある。わび、さび、先日行った大野自然観察の森のベニマンサクは美しかった。さらに山奥の吉和へと車を走らせた。渓谷の赤色に目を引かれる。この赤い木はハゼで、子供の頃は「かぶれの木」と言っていた。赤く染まるとハゼ紅葉と言って美しい。ハゼに負けじと、山桜の紅葉も早い。それを追いかけるように、もみじが染まり始めた。寒さの歩調に合わせ、紅葉の速度は増してゆく。美しさと寂しさ・・・。ハラリ、、ヒラリ、、落ち葉の厚みが増してゆく。奥山に 紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ 秋は悲しき(百人一首)落ち葉は次なる生への蘇生の肥やし。濡れた落ち葉のひんやりとした空気が好き。・・大きく息を吸い込んだ。プリっ。あれ?一羽の冬鳥が飛び立った。ほいじゃまた!♪