先日の雨で川は増水。
鮎釣りを諦め、山へ鳥撮り出陣。
コンビニでいつものむすびに手を出すと、何故か、寿司へと手が動いた。
なんでや???
わからんけど自然にそうなった。
廿日市から山をかけ上がり、佐伯町まで走ると、この春に亡くなった、お婆ちゃんの顔が浮かんだ。
山猫コーヒーによく来ていたお婆ちゃんだった。
サービス付き高齢者住宅、通称サコージュで、孤独な毎日を送っていた。
ある日、オシャベリをしたら、目が輝き始め惚れられた・・ガハッ!
初盆を過ぎ頃、
一人息子さんが東京から帰って来て、山猫へお墓の住所を置いて帰られた。
鳥撮りがてら、お婆ちゃんの墓参り。
なんとーーーーーっ!!!!
この一角全部が一族の墓かよ!
その中の一番新しいお墓に、5年前に亡くなったご主人の名前が刻んであった。
「この墓じゃね、お婆ちゃん。」
おっと、お供えを忘れたわい。
んっ?
そう言えば、お婆ちゃんはいつも、コンビニの寿司を買って帰ってたな。
なんと不思議な事だ。
いつもなら、コンむすを買うのに、
何故かコン寿司を買ったのである。
そう言う事か・・・。
「婆ちゃんよ!ワシに寿司を買わせたな!」
コン寿司は一年に一回ぐらいしか買わんもんな。
不思議な思いにかられ、墓の前にしばらくたたずんでいた。
あと2年で、東京の一人息子さんが、定年退職で帰ってこられる。
その日を、どれほど心待ちにしていた事か・・・。
息子さんが山猫で、
「ワタシが亡くなったら、あの墓に一緒に入るんだ。」と
ほいじゃまた!♪