ズボンを履くと・・・
入らーーーーんっ!
そう言やぁ〜〜先日の検診で3キロ肥えとった。
大慌てでズボンを買いに行った。
初めて同窓会に出たのは7年前。
それ以前は全部断っていた。
それぞれの者が、それぞれの人生の山を登りきり、「よくやったな。」と称え合うのが同窓会だと思っていた。
初めて、参加したのは60歳。
みんな中学時代の面影はなく、ハゲや白髪。
「あんた、誰かいのぉ〜?」
なんと不思議で面白かった事か・・ガハッ!
それ以来、ずっと参加している。
広島駅前のセンチュリーホテル。
生徒会長の乃美君、輝く頭でご挨拶。
体育教師だった沖井先生が参加。
もう耳が遠い。
それをサポートするのが、やんちゃボーズだったミキちゃん。
若くしてゴルフショップを2軒開業し、今は人材派遣会社を経営しとる。
やんちゃに生きた者は個人事業主に向いとるんかね・・ガハッ!
温情厚く、この日も老体の先生を最後まで見守っていた。
60歳で同窓会ゴルフコンペに初参加した日。
沖井先生がワタシに言った。
「はたやん!人生はの、年を取って初めてわかる事があるもんよ!」
その言葉は胸をえぐった。
あれから7年、大病もしたし、仕事もやめて初めて気づく事がたくさんあった。
先生のご挨拶・・
「社会と家庭といろんな責任を果たし終え、これからは自分を見つめ、楽しんで生きて下さい。」と
ん〜〜〜〜〜〜ん・・・・。
まだ、現役で頑張るチュウポン(中央)は若々しい。
中学・高校・大学、ずっと一緒だった。
彼も個人事業主。
会社を潰しては立ち上げ、潰しては立ち上げを繰り返した。
「今は何んの仕事をしとるんや?」と友人から言われた事が辛かった。と
それでも負けずに頑張り、新聞や経済レポートに取り上げられる会社を築いた。
害虫駆除の会社で海外にも支店をもっている。
この度、厚生大臣表彰を受けた。
「今が一番幸せじゃ!」と胸をはる。
同窓会やゴルフコンペの幹事を引き受け、いつも影で支える和義君(中央)。
すごく大きな声でみんなが歌う。
なんでだろう?
賢人の言葉を思い出した。
「苦労のなかった人はいない。
多難を越えた人の笑顔は美しい。」と
一本締めのあと、
幹事の和義君が一言・・・
「次回の同窓会は、3年後の70歳よーーーーっ!」
な、な、な、
ななじゅう・・・・
ああ楽しみなり。
ああ複雑なり。
ほいじゃまた!♪