ほ~たれジジの探検「那須集落」 | つりざんマンの日記

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小さな食料品店の5代目。63歳の時、身体を壊しリタイヤ。幼少の頃から魚釣りが好きだったが、最近はカメラで鳥を追っている。自然が大好きなヨレヨレジジの日記です。

山ちゃんだ。
「お~~~~い、どっか行こうやぁ~~。」

ふぅ~~~~~んんんん。。。

行くあてもなく家を出た。

いつの間にか北広島の戸河内商店街。


電気屋さんが店を止めていた。
その向かい側に広い空き地がある。

昔、お袋のお姉さん夫婦が住んでいた場所だ。
主人は広電バスの運転手。
小学生の夏はここに泊まり込んで遊んだもんだ。
・・・・・懐かしい。


深入山方面へ車を走らせようと思ったら雨が降りだし、行き先を吉和へ変更。
296号線縦断である。この山道は冬場は通行止めだが、
さて、さて・・・・。

なんじゃこのダム?
魚へんに尊・・調べたらマスね、
でもマスで検索してら鱒(ます)。
尊が出て来ん。。。
「鱒溜ダム」昔はサツキマスが溜まったんかね?

少し走ると山へ登る林道発見。

さあ!さあ!さあ!
いつもの探検の始まりだ。。。


なんじゃこの看板?

山ちゃんが、この石がライオンだと言った。


どう見てもライオンに見えん!
山ちゃんの思いつきの言葉は信用しない事にしている。

深い渓流の林道だが、舗装もよくスムーズに登れる。
こうなりゃイケイケドンドンだ!

山頂付近に近づくと暗い林道が明るくなった。

なんとっ! 集落があるじゃないか!


看板を見ると、「那須」。

「オイ! 画家がおるで。それに、茶店もあるでぇ~~~!」

地図のままに集落をウロウロ・・・


集落をウロウロするが、茶店なんて無く、正方形のアスファルト広場へ行き当たった。


「山ちゃん!こりゃヘリポートで。」
「???」
返事をせずポカンとしたアクションは、反論の思いつきが無い時だ・・ガハッ!

山ちゃんが急に歩いて探索を始めた。
ワタシは車で待機。
10分たっても帰って来ない。
モシモシだ!
「おーーーーい!おーーーーい!」
「はぁーーはぁーーぜーーぜーー!」
帰って来た。
「墓ばっかりで不気味じゃ!帰ろう!」
この人はいつも古い墓にビビりる。

看板の所まで戻り、看板の番号に電話すると通じた。

電話の場所へ・・・


ほほーーっ!
山ちゃんが古い民家の説明を受ける。

冬は営業してないらしいが、無理を言ってコーヒーを呑ませてもらった。


この場所は十方山登山の中腹で、夏場だけ山小屋喫茶をするらしい。

最初はコーヒー100円で始めただと。
お客さんが全員、そりゃダメ!ダメ!と言って値段を上げたらしい。

新聞、テレビで取り上げられ有名になったと。

ライオン看板を聞くと、
山ちゃんの予想した石だった。


日差しの向きで出来る影がライオンになるらしい。

こんな辺鄙な山村は平家の落人が多いが、ここは尼子から追い出された
村がここへ逃げ込み毛利にかくまってもらったと。

もう2軒しか人が住んでない。

山ちゃんも田舎もこの村と同じ限界集落である。

こたつでコーヒーを飲みながらの昔話に心が和んだ。


何十年、何百年と村の時は止まってる。
いや、誰も住んでいなかった時代へと逆もどりしている。

そんな山里に心が落とされた。


ほいじゃまた!♪