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新幹線のぞみ無差別殺人事件報道への違和感

   新幹線は、一度出発すると、次の駅に停車するまで密室になる。時間は別にして旅客機と同じである。

 日本は知らないが、欧米では拳銃を所持した警備が乗機している。

 

 国鉄時代は特急、急行には鉄道公安官が乗車していたのではないか。

 現在、まれにガードマンや警官が通路を歩いているのを見ることがある。

  報道によると、それは何か事件性があった場合だけのことらしい。

 

 すると、常時は車内の治安を守る制度は用意されていなかったことになる。

 旧鉄道公安官制を吸収した警察の怠慢である。

 

 警察は、以後、速やかに配備すべきだ。

 出発駅から次の停車駅まで、地元の警察が制服で警備するなど。

 

 ということの必要性を指摘するTVのコメンテーターはいない。

 

 訳知りの、自分で守るしか無い風の言い方を平然としたのは、テレビ朝日・羽鳥モーニングショウの玉川徹である。

 えらそうな物言いで評判の悪い男だが、報道媒体ではこの程度の判断力で通用する。

 

 オリンピックを二年後に控え、海外の訪日希望者は、今回のニュースをどのように受け止めたであろうか。

 日本は治安のいい国という印象にダメージを与えた事件ではあった。

 

 立ち向かい殺された勇気ある壮年の会社員。

 まだ、こういう日本人がいたのに感動した。しかし、一人しかいなかったところが悲劇になった。

 声高に、この悲劇の英雄を称えるべきなのだが。

 安倍首相は、国民栄誉賞を与えるべきだ。

 

 犯人についての所見。

 これから模倣犯罪は起こりうる。

 もし日本に軍隊があり、交戦権を行使できる態勢になっていると、この種の犯罪は一定の範囲ではあるが減少するのでは?

諜報に政策判断を任せてはいけない

 日本では諜報(インテリジェンス)の専門家となっている手島龍一が、トランプ体制の北朝鮮接近について、貴重な批評を地方紙にしていた。読んで、得心するところがあった。

 

 古来、諜報の分野と政策判断は分けるのが常識であった、という。しかし、トランプは国務長官にCIA前長官を当てるように、その分別に混乱がある、との見方を記している。

 尤も、パパ・ブッシュのようにCIA長官経験者が大統領になった事例もある。

 

 情報収集は政策の形成に資するため。もし、そこに政策判断が生きるとしたら、収集内容にバイアスがかかりかねないのを、手島は危惧するのである。

 

 CIAを信頼して、キューバ侵攻を決定したケネディは失敗した。以後、どの程度にCIAの提供する情報を信頼したのかは、不明である。だが、一歩、距離を置くようになったのであろう。この一歩が、露骨だったのか、微妙な対応だったのか。

 

 A・ダレス長官は、この判断ミスで失意のうちにCIAを去らねばならなかった。稀代のスパイ・マスターと言われていたのに、晩年は悄然としていた模様である。その回顧録は弁明に費やされる側面があるのは苦しい。

 

 前CIA長官のポンペオ国務長官の今後が見ものである。

 そして、トランプは素人だ。

 だから悪いというのではない。

 

 その都度の判断は定石でない性癖が活きればいいのだが。

 手島の見立ては懐疑的である。

 

 そして、日本には独自の諜報機関はあるのか。

 日米同盟関係に依存して、米国を信頼している模様である。

”こんなことでは”