I go。 | 風の吹くまま気の向くまま

I go。

6月9日日曜日、午前1時30分、石津浜。

 

天気曇り、気温22℃、日の出04時32分、西寄りの風微風。

 

中潮、干潮00時59分、満潮06時09分、海水温22℃、波は穏やか。

 

潮の向き、左から右。

 

車の台数がそこそこ多かったので混んでいるかと思ったら、海岸に出てみると案外空いていた。

 

トイレ前やや南寄りに丸々1本分の木の幹の大きな流木が漂着していてその左20m程の所に釣り座を構える。

 

潮下側に微妙に入りづらい距離感。

 

まあ、結果的にはそれほど混まなかったのだけど。

 

竿掛けをセットしたところで便意を催したので到着早々トイレで中座。

 

出物腫れ物所嫌わずとはよく言ったもので。

 

今回は、3号と4号の竿を用意。

 

3号の竿で5、60m付近の底層を探ってみる。

 

毎回キャスト時に穂先のガイドにラインが絡むのでいちいち直すのが面倒になって4号の竿に変更。

 

アミエビコマセで短仕掛けに交換してアジを狙ってみるが反応なし。

 

再び長ハリスで80m付近を探る。

 

日の出前、ウキがゆっくり沈んだ。

 

海藻にでも引っ掛かったのかと思いながら一応合わせて回収。

 

04時25分、ムツ、10cm、リリース。

 

一応ボウズは回避といったところか。

 

海風ではなかったが、どうも潮の流れが岸寄りになっているようだ。

 

小さいアタリのような反応があったので様子を見ながら長めに流していたら、カゴが浅くなっている段の石の間に挟まったようで思いっきり根掛かりした。

 

ラインを引っ張って何とか外したが、スナップが開いてテンビンから先を持ってかれてしまった。

 

かろうじてウキは回収。

 

予備のテンビンと仕掛けに換えて8号のカゴで改める。

 

今日もまた日が昇る。

 

06時15分、ウキの動きに違和感を感じて竿を手に取り様子をうかがう。

 

ウキがゆっくり沈んだところで合わせる。

 

手応えあり。

 

なかなか強い引きで左右にも走ろうとする。

 

なんとなくタイとは違う感触、青物という感じでもない。

 

なんだろうと思いつつも右へ左へさらに潜ろうとするそこそこ強い引きの感触を堪能しながら慎重に寄せる。

 

波打際直下の掛け上りで潜ろうとして竿を弓なりにしならせる。

 

波打際にずり上げるとその正体にちょっとがっかり。

アイゴ、34cm。

 

アイゴとしてはなかなか良い型だと思うし、食べればおいしい魚なのでがっかりするのは魚に申し訳ないとは思うのだけど。

 

でも、アイゴが釣れたのは久しぶりだ。

 

ちょっと迷ったが、せっかく釣れたので確保のため神経締めと血抜きをすることにした。

 

海水を張ったバッカンで血抜きをしている間に改めてキャスト。

 

狙いはもちろん本命マダイ。

 

何度かキャストを繰り返して20分ほど経った頃に仕掛けを流している合間に釣ったアイゴの処理をすることにした。

 

ハサミでヒレをカットし内臓を傷付けないように頭を落として内臓を引き抜く。

 

大きな緑色のゼンマイのような内臓が出てくるものと思いきや内臓はあまり大きくなくて腹腔の大部分を占めていたのは大きな卵巣だった。

 

アイゴの卵巣はまだ未経験だったのでどうしたものかと迷ったが、持ち帰る手段が思いつかなかったので今回は頭と一緒に海に返すことにした。

 

帰宅してから調べてみたら、アイゴの卵巣は美味であるらしい。

 

ちょっともったいないことをした。

 

処理をしたアイゴは新しく汲んだ海水で洗い、ふと流していた仕掛けに目をやるとウキが寝ていた。

 

潮の流れで岸に寄って浅い段に着底してしまったのか。

 

仕掛けを引き上げるように大きくあおってから巻き始める。

 

するとぐぐっと手応えが。

 

なかなか元気があってよろしい。

 

でも、なんか覚えがある感触。

06時35分、再びアイゴ、30cm。

 

まあまあ良い型なんですけどね、さすがにアイゴ2匹は今夜の夕飯のおかずには多いかなと思ってリリース。

 

これがマダイとかだったら全然OKなんだろうけど。

 

必要なだけ持ち帰る。

 

それが僕の釣りの信条。

 

だから数釣りをするつもりはないし、大きければ1、2匹釣れれば十分だし、豆アジのような小物でも夕飯で食べきれるくらい十数匹も釣れたら満足。

 

6時半ごろから雨が降り出したのでそのまま片づけをして納竿撤収。

 

予報ではもう少し雨の降り始めが遅いと思っていたのだけど、あっという間にびしょ濡れ。

 

まあ、いつもカッパの上と長靴ズボンを着ているので問題は無いのだけど。

 

今回は魚以外に海中を漂っていたポリ袋と海藻に絡んで藻が生えたPEライン20mほどを回収。

 

自宅に持ち帰ってゴミ箱へ適切に処理。

 

いつも思うのだけど、たばこの吸い殻とか明らかに釣り人が残したゴミが放置されているのを見てなんとかならないものかと思う。

 

不可抗力で海岸に漂着するゴミはある程度は仕方無いと思うけど、釣り人が出したゴミは出した本人が持ち帰ればそれ以上ゴミが増えることは無いのに。

 

絡んでカットしたラインの切れ端とか、PETボトルとか食べた食品の包装とか。

 

漂着したゴミはキリが無いからともかく、僕は自分が出したゴミはもちろん釣り座の周りを見回して明らかに釣り人が残した目につくゴミを拾って持ち帰るようにしている。

 

時々地域の人が海岸の清掃活動をしてくれている。

 

少なくとも自分は釣りをさせてもらっている以上釣り場を汚さないようにしたいと思う。

 

根掛かりで仕掛け丸ごと海に中に置いてくるような奴の言葉に説得力はない気もするが。