- インド旅行記〈1〉北インド編 (幻冬舎文庫)/中谷 美紀
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ウエットティッシュは数知れず。
そんな努力の甲斐もむなしく、腹痛に見舞われ、暑いホテルで
一人淋しく回復を持つ。
町に出れば、パスポートを盗まれ、警察署長に懇願書を書くはめに…。
単身インドに乗り込んだ、女優・中谷美紀に襲い掛かる困難の数々。
泣いて、笑った38日間の一人旅の記録。
第一弾。
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まずタイトルが目に入って、著者を見たら「中谷美紀」。
特にファンって訳でも無いけれど、こういう物書きの仕事もしていたとは
意外だった。
そしてインドに一人旅する程、アグレッシブな女性だったとは!
しかも4回も行ってるし
素顔の中谷さんの印象がなかったから、色々な一面を読み取ることが
できて良かった。
今後、ドラマや映画で見かける時は今までとは違った側面で彼女の
お芝居を観る事ができると思う。
インドは急速に経済成長している国だけど、歴史もあるし、まだまだ
発展し切れていない部分も結構あるようだ。
この旅行記からもそれが読み取れる。
まぁ、2005年時点でのインドなので、それから5年の時が経った今では
ちょっと事情が違うのかもしれないけど。
タージマハルやヨガなど特有の文化はやはり魅力的。
それに対して衛生状態はあまり良くないようで…。
中谷さんも体調崩したりした様子。
物価も安いんだけど、ほぼ確実に値切り交渉する中谷さん(笑)。
インド人も観光客相手に結構ふっかけてきてるみたいなので、
なかなかのバトルに。
世界の観光地で日本人って騙されてる所あるみたいだし、
値段の交渉するのも悪くないと思った。
まぁ、海外旅行に対する興味はあまり強くないのだけれども。
ヨガにはあまり興味無いのだけれども、瞑想に関してはなかなか
面白いと思った。
上手く瞑想する事で、この上ない幸福感を感じる事ができるという。
練習してみようかな。
食べ物はカレーやチャパティー、ナンなどかなり美味しそう。
ベジタリアンでも太れるそうで(笑)。
カースト制度は、かなりその影響力を失っているみたいだけど、
名残は根強く残っているそうで…。
ナンセンスな物だと思うけど、歴史的な物だからゆっくり変わって
いくしかないんだろうなぁ。
旅行好きとしては読んでて楽しい一冊だった。
続編の旅行記2,3,4もあるようで。
機会があったら読んでみよう。
それはともかく「JIN-仁-」の続編、楽しみだなぁ。