俺のコンビニ | つれづれログ

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俺のコンビニ (メディアワークス文庫)/峰月 皓
¥578
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東京暮らしに挫折して、故郷へと舞い戻った青年、牧水良平。
実家の小さな商店を手伝うわけでもなく、悶々とした日々を送っていた。
そんな彼が一念発起!
人口の少ない田舎町で、コンビニを起ち上げようと決意する。
当然のごとく次から次へと難題が降りかかってきて、若き店長は
行き詰まるのだが―。
いつも立ち寄るコンビニの裏でも、こんなドラマが
繰り広げられているのだろうか!?
何事にもへこたれず、前へ進んでいく青年を描いた、
元気の出る爽やか青春小説。

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コンビニ立ち上げの悲喜こもごもを描いた作品。

店長は大学を卒業したばかりの青年、牧水良平。
コンビニでのバイト経験は豊富で優秀な店員。

王手の競合コンビニが同時期に立ち上がるという事で、色々な苦労が
発生する。

シュミレーションゲーム「ザ・コンビニ」を思い出した。
単調であまり面白かった記憶が無いけれども…。

オープニングスタッフがベテランフリーターが1人と高校生4人だけと
いうのがとにかく苦しい。

それでも高校生達は研修を頑張って、自らの苦手分野を克服し、
チームワークを築いていく。

なかでも万引きグセ(精神障害のため、悪意は全く無し)のある純は
問題児であり、研修も一筋縄ではいかなかった。

しかしバイト仲間の瑠美や主人公の良平のサポートもあり、
人として、店員として着実に成長していく。

土壇場で思わぬ(伏線は張られていたけど)ハプニングもあったが、
皆が力を合わせて店を立ち上げていくのはいい感じだった。

コンビニって何気なく利用しているけど、バイトがやる仕事って
色々あって思ったより大変そうだなと思った。

業績の不振を扱ったニュースや閉店になった店舗を見ていると
コンビニ業界も苦しい事が分かる。

まぁ、定価での販売とか弁当の種類とか、僕自身も不満が結構
あるのは確か。

とはいえ、やっぱり便利なコンビニ。
今度行く時は店員さんの動きにもちょっと注目してみようかな。