- ソフトボーイ (ポプラ文庫)/関口尚
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佐賀県牛津を舞台に繰り広げられる男子ソフトボール部物語!
破天荒な言動でいつも誰かを巻き込む野口といつも巻き込まれる
常識人・鬼塚。
ふたりを中心にして変てこな9人のメンバーが集まる!
ゆるゆるなのに感動!の青春ストーリー!
俊英・野口尚による文庫書き下ろし。
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6月19日に公開予定の映画のノベライズ本。
地元の佐賀が舞台ということで読んでみた。
あまり牛津と関わりは無いんだけれども…。
いつもはネタバレ満載のこのブログも、映画公開前と言うことで
極力ネタバレ無しの方向性で書こうかと。
地元が舞台ということでかなりの親近感。
実話が元になっている所もよかった。
準主役(?)の野口のキャラクターがとにかく目立っている。
破天荒なんだけど、自然と皆を引き付ける魅力を持っている。
自分勝手なようでいて、人を思いやる気持ちの良い人物として
描かれていた。
破天荒キャラである野口の行動には、ちょっとイラつきを覚える所
もあるけど鬼塚のフォローや、他のメンバーのノリでちょど良い
バランスになっている感があった。
全国大会の試合では、最後まであきらめない姿勢など
スポーツものになくてはならない部分をきっちり押さえている。
意外だけど、無理の無い展開のラストも良かった。
野口、凄すぎw
鬼塚もそのまま目標に向かって堅実に頑張って欲しい。
野口の言うように何事もやってみないと分からないという事は、
分かってはいるけれども、それを実行に移せる人が
どのくらいいるだろうか?
失敗を恐れて結局何もしない人はたくさんいる。
失敗する事で失う物が大きい時、それも懸命な判断だと思う。
でも出来るか出来ないかは置いておいて、ます行動するというのも
時には必要なんだよなぁ。
そうでもしないと得られない成功ってあると思うし。
まぁ、野口は失敗するかもなんて、思ってもいない風な感じはあるけどw
映画も成功するといいなぁ。