この日の夕食のメインは麻婆豆腐。

ワインは、フランス ルーション地方のグルナッシュ主体の赤ワインと

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フランス アルザス地方の白品種のブレンドのエデルツヴィッカー が開いていましたので、

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それぞれの麻婆豆腐との相性を比較検討してみました。

 

麻婆豆腐は、ホールの花椒を冷たいサラダ油に入れてじっくりと温度をあげて、花椒の痺れるような麻味と香りを油に抽出しているのですが、花椒には苦味があるようで、その苦味がグルナッシュ主体のLa Lunaと合わせると強調されてしまい、これは明らかに合わせられないことがわかりました。

 

エデルツヴィッカー では、そんなことは全く無く、オイリーさがあり、まったり、厚みのある味わいが麻婆豆腐にとても良く合いました。アルザスの白は中華料理にはかなり幅広く合いますね。

 

結論としては、「花椒を効かせた麻婆豆腐には、しっかりとしたタンニンのある赤ワインは、苦味が強調されてしまうので、合わせてはいけない」です。

 

タンニンの軽めの赤ワイン(ボージョレーとか)、あるいは白品種を醸し発酵して造られている苦味やタンニンもあるオレンジワインがどうかは、今後の検討課題です。

 

因みに、麻婆豆腐は、花椒の他、四川豆板醤、甜麺醤、豆豉、創味シャンタン、紹興酒で調味しています。

 

以上、現場からのレポートでした。