第25回 内田有紀VS広末涼子 歌手として凄かったのはどっち?

内田有紀VS広末涼子

 

 今回の準備している間にとんでもない事態になっているようですが、構わずに企画は続行。

 10代で女優やCMモデルとしてデビューし人気を博すと、1990年代ぐらいまでは、必ずCD(レコード)も出そうという動きになったもので、その中でも圧倒的人気を誇り、歌手としてもヒットを飛ばしたのが内田有紀と広末涼子でした。

 1975年生まれの内田有紀は中学時代からCM等に出演し、1992年に女優デビュー、1994年に歌手デビューを果たします。

1980年生まれの広末涼子も高校時代にCMで一躍有名になると、1997年に歌手デビュー。同じ年に映画主演も果たし、紅白歌合戦にも出場。

 多少のずれはありますが、ともに1990年代半ばを代表するアイドル女優ということで、比較して、歌手としてどちらが優勢だったのか、検討してみました。

 

内田有紀

デビュー曲がいきなり1位。筒美京平、小室哲哉、広瀬香美とヒットメーカーから作品の提供を受けて、5曲連続のトップ10入り。そして5枚目の「幸せになりたい」自身最大の売上をあげるなど、歌手としてもしっかりと実績を残しました。

 

広末涼子

社会的現象といっても過言ではないほどの注目度の中で歌手デビュー。竹内まりや、岡本真夜、原由子、広瀬香美と人気アーティストからの作品の提供を受けて2ndSingleでオリコン1位を獲得。紅白歌合戦にも出場するなど、歌手としても成功を収めました。

 

 

■作品別売上枚数 ベスト5  

1 MajiでKoiする5秒前 広末涼子 59.0万枚

2 大スキ! 広末涼子 47.5万枚

3 幸せになりたい 内田有紀 47.2万枚

4 Only You 内田有紀 44.5万枚

5 TENCAを取ろう!-内田の野望- 内田有紀 43.7万枚

1位の「MajiでKoiする5秒前」がちょっとだけ抜けていますが、2~5位は大接戦。1、2が広末で3、4、5が内田とバランスも絶妙。そういえば、「TENCAを取ろう!-内田の野望-」とあるように、内田有紀は「ユキちゃん」ではなく「内田」ですし、広末涼子も「リョウコちゃん」でなく「広末」なんですよね。 

 

■作品別最高順位 

1位 … 内田有紀1曲「TENCAを取ろう!-内田の野望-」  

     広末涼子1曲「大スキ!」

2位 … 内田有紀1曲「Only You」

     広末涼子1曲「MajiでKoiする5秒前」 

3位 … 内田有紀1曲「明日は明日の風が吹く」

4位 … 広末涼子1曲「ジーンズ」

 

1位曲、2位曲それぞれ1曲ずつと綺麗に分け合って、3位曲が広末ならば、4位曲が内田。ちなみに5位曲もそれぞれ1曲ずつと、かなりの接戦です。

 

■トップ10入り曲数

1 広末涼子 6曲

2 内田有紀 5曲

 

■トータル売上枚数

1 内田有紀 196.1万枚

2 広末涼子 183.1万枚

 

トップ10入り曲数、トータル枚数とも大接戦。さらにプライベートではお二人とも離婚されていますし(ただし回数では2回の広末の勝ち ってのは冗談ですが) ね。

 

 

 

数字的な実績では甲乙つけがたい二人で、引き分けが妥当ではありますが、楽曲だけの印象度でみたときに、「MajiでKoiする5秒前」の「マジで●●する●秒前」のフレーズや、「大スキ!」の♪とってもとっても…大スキよ のサビの歌詞の認知度がやや高そうな広末に分がありそうな気もするのですよね

結論:数字の実績ではドローですが、楽曲の印象度で広末が微差2-1の判定勝ち