第15回 代表曲と売れた曲は一致するのか

 

access

 

ちょっと面白いチャート推移をしていることもあって、短縮版でとりあげてみました。

 

■売上枚数 ベスト5   

1 DRASTIC MERMAID 28.4万枚

2 MOONSHIN DANCE 26.1万枚

3 MISTY HEARTBREAK  25.6万枚

4 夢を見たいから 25.0万枚

5 SWEET SILENCE 24.1万枚

見事な横並びの売上です。さらに「TEAR’S LIBERATION」23.7万枚、「SCANDALOUS BLUE」23.4万枚、「NAKED DESIRE」22.4万枚、「TRY AGAIN」20.6万枚と9位までが20万枚台。普通は作品の出来によって多少の凸凹があると思うのですが、それがほぼないのが凄すぎます。ただこれがaccessの強みでもあり、弱みでもあったように思います。シングル曲を出せば必ず買ってくれる特定の層を抱えていた一方で、固定ファン以外にもアピールできるような、とびぬけてひきつける作品を作り出せなかったということもいえそうです。

 

■最高順位 

2位 …  MISTY HEARTBREAK

3位 …  NAKED DESIRE

       夢を見たいから

       DRASTIC MERMAID

       SCANDALOUS BLUE

       TEAR’S LIBERATION

       Only the love survive

こちらも見事に横並び。2位曲が1つありますが、3位曲がずらり。とにかく初動で固定客がワーッと買って、2位とか3位とかを確保するといった感じだったのでしょう。それでもって1位には届かなかったというのも、なんか今となっては“らしいな”と思ってしまいます。

 

 

■代表曲

1  MOONSHIN DANCE、DRASTIC MERMAID、SCANDALOUS BLUE、

  SWEET SILENCE、DRASTIC MERMAID、夢を見たいから

印象面でもなかなかとびぬけてこれだというものを選ぶのが難しくて、このあたりが候補にはなってくるのでしょうが、やっぱり横並び感が強いのですよね

 

■好きな曲 ベスト5

1  SCANDALOUS BLUE

強いてあげるのなら、歌えるようにカラオケで練習したことのあるこの曲でしょう。ただ披露はしてません。音が高いので、途中で苦しくなってしまうので…

 

 

チャート上位に入ったヒット曲は多数あるものの、数字面でも印象面でもどんぐりの背比べ感は否めず、代表曲の選定自体が難しいアーティストです。

結論:似たような売上が多くて突出した作品がないという点では、代表曲を見つけにくいアーティストである。