個人的80年代ソングベストテン
この企画の締めくくりとして、完全に独断と偏見で好きな80年代ソングを選んでみました。女性アイドルの比率が高くなってしまいましたが、それだけこの時代のアイドルソングはしっかりと作られていたということかも。
10位 Deadend Street Girl 堀ちえみ 1985年4月
堀ちえみのシングルの中では異色な雰囲気の作品ですが、とにかくカッコよさは抜群。今は亡き鮎川誠がアイドルに曲を提供したということがわりと珍しいのですが、これが見事にマッチした感じです。
9位 悲しみよこんにちは 斉藤由貴 1986年3月
玉置浩二のメロディメーカーとしての才能を認識させられた一曲です。春を迎え、失くした恋にキリをつけて、新しい明日へ踏み出そうとしている心情歌った歌詞に、気持ちが上がっていくようなメロディーがぴたりとはまりました。私の上京の春に流行っていたこともあり、個人的にも当時の場面が浮かんできます。
8位 白いパラソル 松田聖子 1981年7月
アイドル時代の松田聖子の楽曲には季節感が必ずセットになってくるのですが、この曲は夏の聖子の代表曲。のんびりとしたリゾート気分を掻き立てるイントロが心地よくて大好き。夏といってもギラギラ感のない感じがまた良いです。
7位 夜明けのMEW 小泉今日子 1986年7月
寝苦しかった夏の夜が明けていくけだるい感じと、終わりを迎えたふたりの居心地の悪さが重なることで、切なさが増幅。扇風機しかない一人暮らしの夏の古いアパートで、よく聴いていたのを思い出します。
6位 MAY 斉藤由貴 1986年11月
斉藤由貴2曲目はとってもキュートで可愛らしい女の子の恋心を歌ったこの曲。内気な女の子の心の中では好きでいっぱいなのに、言葉にできないもどかしさが伝わってきて切なさでいっぱいに。
5位 B・BLUE BOΦWY 1986年9月
こんなかっこいい曲を作るバンドがあるのだと、この曲で一気に引き込まれてしまったのを思い出します。初めて迎えると東京の秋によく聴いていて、そのころにあった出来事が次から次へと浮かんでくるのです。
4位 抱いてあげる 渡辺美奈代 1988年8月
どこか懐かしさを感じさせるイントロとメロディーラインが秀逸。可愛い可愛いしたザ・アイドルから少し大人っぽい雰囲気へと転換を図っていた頃の美奈代さんの歌唱ともマッチしているのですよね。この曲が流行った1988年の夏休み、某デパートで連日アルバイトに励んでいたことが思い出されます。
ここで11位~20位です。
11位 悲しいね 渡辺美里
12位 はぐれそうな天使 岡村孝子
13位 夏模様 柏原芳恵
14位 ブルージーンズメモリー 近藤真彦
15位 悲しい夜を止めて 河合その子
16位 サザンウインド 中森明菜
17位 Self Control TM NETWORK
18位 ZOKKON命 シブがき隊
19位 世界でいちばん暑い夏 プリンセスプリンセス
20位 LONELY BUTTERFLY レベッカ
ではベストテンに戻って
3位 私はピアノ 高田みづえ
1980年7月サザンオールスターズのアルバム収録曲を高田みづえがカバーして、停滞気味だったセールスを復活させた曲で、とにかく力の大きい楽曲だと感じています。当時意味もよくわからずに口ずさんでいましたが、フレーズのひとつひとつがしゃれているのですよね。けだるい雰囲気がまた良くて、ずーっと好きな曲です。
2位 青いスタスィオン 河合その子 1986年3月
いわゆる上京ソングですが、自分の上京のころと重なることで、より思い入れの強い作品になっています。また大学のフランス語の最初の事業で、知っているフランス語を問われ「スタスィオン」と答えたという思い出もあって、楽曲の良さとそこに重なる思い出の数々で、私にとっては最強の80年代ソングとなっているのです。
1位 チェリーブラッサム 松田聖子 1981年1月
聖子さんも2曲目ですが、何かこれから始まりそうな期待をさせてくれるイントロから、輝ける未来へと気持ちを盛り立ててくれるサビのメロディーと、どこを切り取っても素晴らしい作品だと感じています。これから始まる未来へ、恋へと希望で胸を膨らますワクワク感がとにかくたまりません。
10曲中5曲が1986年の曲で、自分の中では1986年は最強の年なのです。
次回からは別の企画としてシリーズ化していきます。